ANAとベトナム航空がコードシェアとマイレージプログラムの提携をスタートさせました。
2016年10月30日からANA(全日空)とベトナム航空が提携をスタートし、コードシェア並びにマイレージプログラムが提携されます。
今後はベトナム旅行やビジネスの際にANAのコードシェア便も利用してみてはいかがでしょうか。
ベトナム航空についてやANAとの提携内容について詳しくみていきます。
ベトナム航空とは
今回ANAがコードシェア並びみマイレージクラブの提携をスタートさせたベトナム航空とは、1956年1月に創立したベトナム国営の航空会社です。
創立当社は民間企業としてスタートしましたが、1993年4月に国営化されています。
ベトナム国内の20路線に加え、アジアやヨーロッパ・オーストラリアを繋ぐ29の国際線で26の国と地域で運行を行なっています。
ボーイング社やエアバス社から80機以上の機材を購入していますし、2020年に向けてさらに多くの機材を発注し規模拡大を図っています。
そして、スカイトラックスというイギリスに拠点を置く航空サービスリサーチ会社の評価でベトナム航空は4つ星エアラインを獲得しています。
ちなみにANAは5つ星を2013年から4年連続で獲得しています。
今回のANAとの提携前はJALとコードシェア便を行なっていましたが、ANAとの包括的な提携によりJALとのコードシェアは2016年10月29日で終了しています。
ANAマイレージプログラムとの提携内容
ベトナム航空が加盟している航空連合は、ANAが加盟しているスターアライアンスでもなく、JALが加盟しているワンワールドでもなく、デルタ航空などが加盟しているスカイチームに加盟をしています。
スターアライアンス加盟であれば、ANAとマイレージプログラムの提携などは不要ですが、異なる航空連合に加盟しているため、ここの企業間同士で提携を行う形になっています。
マイレージ積算について
ベトナム航空利用時のANAマイレージクラブのマイル積算率は、国際線基準である予約クラスに基づき以下のような積算率が設定されています。
ANA-ベトナム航空 ビジネスクラス利用時のマイル積算率
<2017年9月1日搭乗分よりマイル積算率>
2017年9月1日搭乗分よりマイル積算の予約クラスの区分が変更になりました。
新たにIクラスがマイレージ積算率125%に加わり、Jクラスで150%、C・Dクラスでは125%のマイレージ積算率となっています。
具体的なマイル数を見ていくと、東京-ホーチミンの区間基本マイレージは2,706マイルなので、Jクラス搭乗者は4,059マイル、C・D・Iクラス搭乗者は3,382マイル獲得できることになります。
<2017年8月31日搭乗分までのマイル積算率>
ビジネスクラス利用では上記のように、Jクラスで150%、C・Dクラスでは125%のマイレージ積算率となっていました。
ANA-ベトナム航空 プレミアムエコノミークラス利用時のマイル積算率
日本発着便の一部にはプレミアムエコノミークラスが設定されるようになりました、詳細は以下の記事をご覧ください。
https://mileage.design-fig.com/vietnam-airline_pre-eco/
新たに設定されたプレミアムエコノミークラスのマイル積算率は以下のようになります。
<2017年9月1日搭乗分よりマイル積算率>
マイル数としては、W・Z・Uクラスは東京-ホーチミンの区間基本マイレージは2,706マイルとなります。
ANA-ベトナム航空 エコノミークラス利用時のマイル積算率
2017年9月1日搭乗分よりマイル積算の予約クラスの区分が変更になりました。
<2017年9月1日搭乗分よりマイル積算率>
エコノミークラス利用では、Y・M・Sクラスが100%、B・H・Kクラスが70%、L・Qクラスが50%の積算率となっています。
こちらも具体的なマイル数を見ていくと、Y・M・Sクラス搭乗者は2,706マイル、B・H・Kクラス搭乗者は1,894マイル、L・Qクラスが1,353マイル獲得できることになります。
エコノミークラスでもY・M・Sであれば、プレミアムエコノミーと同じだけのマイルを積算することができます。
<2017年8月31日搭乗分までのマイル積算率>
エコノミークラス利用では、W・Z・Y・M・Sクラスが100%、B・H・Kクラスが70%、L・Qクラスが50%の積算率となっており、マイル数を見ていくと、W・Z・Y・M・Sクラス搭乗者は2,706マイル、B・H・Kクラス搭乗者は1,894マイル、L・Qクラスが1,353マイル獲得できました。
※予約クラスとは、航空券上に記載されている予約上のクラスになります。
※ANAとコードシェア便利用だけがマイル積算の対象となります。
割安な航空券はマイレージ積算の対象外
コードシェア便であれば、ANA便名でもベトナム航空便名でもどちらもマイル積算の対象となりますが、上記予約クラス以外で予約された航空券はマイル積算の対象外です。
そのため、エコノミークラスの一部航空券ではマイル積算の対象外となっており、安く販売されている航空券はマイレージ加算がされない予約クラスになっている場合がほとんどです。
ANAのマイレージ獲得を狙うのであれば上記加算対象のクラスを予約するようにしましょう。
ベトナム航空の予約クラス確認方法
ANAのサイトからベトナム航空便の予約クラスを確認すると、ANA便としての予約クラスが表示されてしまいます。
そのため、予約時の画面ではマイル積算対象クラスと思ってしまいがちなのですが、ベトナム航空便の予約クラスはサービスデスクへ電話して確認する必要があります。
ここで確認しないとマイル積算対象の予約クラスかどうかわかりません。
低価格で提供されている航空券はマイル積算がない場合が多いため、マイル積算をしたい場合は確認するのをお勧めします。
また、日本←→ベトナム間は全路線が加算対象となりますが、その他は一部のベトナム国内線に限られることになります。
ベトナム←→東南アジア・オセアニア・ヨーロッパ間などの国際線は全てANAマイル加算の対象外となっております。
マイレージの登録方法に関してはこちらを以下記事をご覧ください。
入会前のフライトマイルから事後登録まで|マイレージ登録方法まとめ
マイル加算の対象路線は ANAとベトナム航空がコードシェアしている路線のみとなっています。
ANAマイルを使ってベトナム航空に乗るには
ANAマイルの加算ができる路線は限られていましたが、ANAのマイルを利用した特典航空券はベトナム航空の全路線が対象となっています。
マイルを貯めるのには条件が揃わないといけませんが、マイルを使う方は全路線対象ということで使いやすくなっています。
日本←→ベトナム間の直行便のほか、 日本←→ベトナム←→東南アジア・オセアニア・ヨーロッパ間など第3国へ乗り継ぐルートも特典航空券で予約することができます。
ただし、ベトナム航空はスターアライアンス加盟ではなく、あくまでANAとマイレージプログラムを提携しているだけなので、ベトナム航空以外の航空会社とベトナム航空を組み合わせた特典航空券は利用することができません。
全路線をベトナム航空利用とする必要があります。
例えば、成田←→ホーチミン←→シンガポールと特典航空券で飛ぶ場合、成田←→ホーチミン間はANA、ホーチミン←→シンガポール間はベトナム航空という組み合わせはできません。
成田←→ホーチミン間をベトナム航空、ホーチミン←→シンガポール間もベトナム航空とする必要があります。
日本とベトナム間の特典航空券に必要となるマイル数はエコノミークラスで35,000マイル、ビジネスクラス60,000マイルとなっています。
ただし、現時点ではANAのサイトからベトナム航空の特典航空券の検索が対応していないようなので、電話予約が必須となります。
プレミアムポイントは付与されない
ベトナム航空とANAの提携は個別の契約となっているため、スターアライアンス加盟航空会社全体に影響が出るプレミアムポイントは付与することができません。
ANAプレミアムポイントでANA上級会員になると、スターアライアンス加盟航空会社でも上級会員として扱われるため、スターアライアンス未加盟のベトナム航空利用の際にマイルは付与されてもプレミアムポイントは付与されません。
ANAがスターアライアンス、ベトナム航空がスカイチームに所属している限り、プレミアムポイントの対象外となります。
プレミアムポイントを目的にされる場合はANAを利用するようにしましょう。
ANAラウンジの利用について
ANAとのコードシェア便利用時に限り、「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」メンバー、スーパーフライヤーズ会員本人の方は、ステイタスカードを提示することで運行会社指定のラウンジが利用可能です。
また、同行者1名までは無料でラウンジの利用が可能です。
スーパーフライヤーズ会員の方は、スーパーフライヤーズラウンジカードの提示で利用可能になります。
ANAのプレミアム会員(ダイヤモンド、プラチナ、スーハ―フライヤーズ会員)はラウンジ利用の他に、優先チェックインカウンターの利用・手荷物へのプライオリティタグの添付・無料手荷物許容量の優待を受けることができます。
ベトナム航空はスターアライアンス未加盟でANAと個別にコードシェアの提携を行なっているため、優待を受けるためにはANAとのコードシェア便を利用する必要がありますので注意してください。
上記ラウンジの利用条件に合致しない方は、以下記事の有料ラウンジやプライオリティパスをご検討ください。
https://mileage.design-fig.com/ana_pay-use-lounge/
ANA-ベトナム航空(VN)コードシェア
今回の提携で、日本=ベトナム間の国際線10路線と日本・ベトナムの各国内線25路線でコードシェアが実施されます。
2017年10月29日から、ベトナム航空が運航するハノイ/ホーチミン~シェムリアップ(カンボジア)線でもコードシェアを開始することが発表されました。
ただし、ANA(NH)の便名で、ベトナム航空会社にて運航されるコードシェア便の場合、以下の表のとおりチェックインの手続きや機内サービスが行なわれます。
その他、運航会社の規定が適用となる項目があり、ANAと取り扱いが異なる場合があります。
ベトナム航空(VN) | |
---|---|
チェックイン | 日本・海外問わず、ベトナム航空(VN)のチェックインカウンターでの手続きとなります。 出発ターミナルは、eチケットお客様控でご確認ください。 |
ご利用便名の確認 | 搭乗券はベトナム航空便名(VN)で表示されます。空港内案内表示はNH・VN両便名またはVN便名のみで表示されます。 |
ラウンジのご利用 |
ラウンジのご利用については「ご利用いただけるラウンジ」をご覧ください。 羽田空港ではJALさくらラウンジが、成田空港ではデルタスカイクラブラウンジがベトナムではベトナム航空ラウンジが指定されているようですが、当日カウンターで確認されるか事前にベトナム航空へ確認することをおすすめします。 |
客室乗務員 | ベトナム航空の客室乗務員が乗務します。 |
機内サービス | ベトナム航空のサービス基準に準じます。 |
マイル積算 | ANAマイレージクラブか提携航空会社のプログラムかいずれかをお選びください。 ANAマイレージクラブ会員のお客様が提携航空会社便にご搭乗される場合のマイル、およびプレミアムポイント積算については「コードシェア便マイル積算条件」をご覧ください。 |
ベトナム航空との業務・資本提携の詳細
ANAグループは、2016年1月12日に発表した基本合意に基づき、ベトナム航空と業務・資本 提携に関する最終契約書を締結しています。
これにより、ベトナム航空株式の約8.8%を総額2兆4,310億ドン(約117億円相当)で取得しています。
資本業務提携の概要
- ベトナム航空への出資 2016年7月を目途にANAホールディングスが、ベトナム航空の発行済み株式の約8.8%に相当することになる新規発行株式を総額2兆4,310億ドン(約117億円相当)で取得
- コードシェアの実施 2016年冬ダイヤ(10月30日)より、日本・ベトナム双方の主要な国内線30路線の運航便、および日本=ベトナム間の国際線10路線の運航便に相互に便名を付与し、顧客の利便性を向上
- マイレージ・プログラム提携 2016年冬ダイヤ(10月30日)より、ANAマイレージクラブ(AMC)会員は、ベトナム航空とコードシェアを行う路線におけるマイル積算が可能となる他、マイレージ特典航空券でベトナム航空の全運航便の利用が可能となります。
- 空港業務の受委託 日本とベトナムの就航地における旅客チェックイン、貨物搭降載、地上支援、ケータリング、機体整備などの空港関連業務の相互受委託を順次実施
ANAの上席執行役員がベトナム航空の取締役に就任へ
2016年に発表・開始したベトナム航空とANAの資本業務提携ですが2017年に入り、早くも次の段階に進むニュースが出てきました。
ANAホールディングスの上席執行役員である芝田浩二さんがベトナム航空の取締役に就任するようです。まだ、正式決定ではありませんがほぼ確実な状況でしょう。
今回のANAからの役員受け入れに関しては2017年2月20日に行われるベトナム航空の臨時株主総会で議題としてあげられるようですが、ANAがベトナム航空の株式取得から1年で役員を送り込む形をみると、いずれはベトナム航空がスカイチーム(航空連合)を抜け、スターアライアンス(航空連合)に加入という道筋の可能性も見えてきます。
ANAの芝田さんはアジア戦略部長のため、経済発展が進むアジア地域へのANA拡大を狙ってベトナム航空をうまく活用する狙いがあるのでしょう。
ベトナムというと世界遺産などの観光地としても有名ですが、ビジネス面での飛躍に加え、地理的にも東欧や東アジアとの中間に位置していることや今後様々な面で注目されるであろうインドとも近いことから多くの面で価値の高い国・地理といえるでしょう。
アジア全体に広がる経済発展が今後も進むことは確実なため、今までは供給過剰ともいえるアジアの航空事情で今後は需要と供給の均衡、需要過多をうまくANAの経営にまで及ばせることができるかはANAの戦略次第となりそうです。
羽田発便ではANA製の機内食を提供
ベトナム航空の羽田発便では、ANAグループの企業で機内食を手掛けるANAケータリングサービスが製造する機内食が提供されています。ANAとベトナム航空が資本提携するまでは(株)ティエフケーが製造していましたが、2016年秋からANAケータリングサービスに委託先を変更しています。
ANAケータリングサービスとは
1990年11月2日に設立されたANAグループのケータリングを担う企業です。
取引先としてANAをメインに、ANAと提携している国内航空会社(スターフライヤーやエアドゥ、ソラシドエアなど)に加えて、ベトナム航空やエバー航空などの海外航空会社へ機内食の提供をしています。
(株)ティーエフケー(TFK)とは
1959年12月9日に日本国内初の機内食会社として創業し、航空会社などへ機内食を提供し続けています。
主な取引先としてJALやデルタ航空、シンガポール航空などのレガシーキャリアから、エアアジアグループや香港エクスプレス航空などのローコストキャリアまで様々な航空会社へ機内食を提供しているとともに、ゴルフ場やドトールコーヒーなども取引先としてあげられています。
ハノイ-羽田路線のビジネスクラス提供方法変更
2017年3月26日から、ハノイ-羽田線は使用される機材がA321からA350に変更され機内のスペースが拡大された為、ビジネスクラスの機内食をあらかじめ皿に盛られたものの提供方式をやめ、客室乗務員が盛り付けるものに変更しています。
ビジネスクラスでは2ヶ月ごとにメニューが変わるのですが、ベトナム航空のWEBサイトからはメニュー詳細を確認することはできないようです。
ベトナム航空ボーナスマイルキャンペーン
ANA・ベトナム航空マイレージ提携1周年記念でボーナスマイルがもらえるキャンペーンを行なっています。
昨今はベトナムへの日本企業工場などが多くある為、ベトナム航空を利用する会社員の方も多いでしょう、ベトナム出張が多くベトナム航空のマイレージ会員(ロータスマイル)入会済みの方は、ぜひこの機会に対象となるクラス・路線を利用してみてはいかがでしょうか。
キャンペーン内容
ANAとベトナム航空とのコードシェア路線に対象予約クラスで搭乗すると、ボーナスマイルがプレゼントされます。
- 日本⇔ベトナム線にビジネスクラスに搭乗→搭乗ごとに2,000マイル付与
※ANA運航便、ベトナム航空運航便どちらも対象 - ベトナム国内線に対象予約クラスで搭乗→搭乗ごとにダブルマイルをプレゼント
※ベトナム航空運航便が対象
<参加登録期間>
ボーナスマイルがもらえるキャンペーンは参加登録が必要です。
以下の期間中に参加登録された方の中で、条件を満たした方がマイルをもらうことができます。
2017年9月15日(金)10:00~2017年12月31日(日)23:59まで<日本時間>
対象期間
2017年10月1日(日)~2017年12月31日(日)(搭乗分)まで
対象路線
日本⇔ベトナム
運航会社 | ホーチミンシティ発着 | ハノイ発着 | ダナン発着 |
---|---|---|---|
ANA | 東京(成田)⇔ホーチミンシティ | 東京(羽田)⇔ハノイ | ー |
ベトナム航空 | 東京(成田)⇔ホーチミンシティ 大阪(関西)⇔ホーチミンシティ 名古屋(中部)⇔ホーチミンシティ 福岡⇔ホーチミンシティ |
東京(羽田)⇔ハノイ 東京(成田)⇔ハノイ 大阪(関西)⇔ハノイ 名古屋(中部)⇔ハノイ 福岡⇔ハノイ |
東京(成田)⇔ダナン |
※ANA(NH)便名、ベトナム航空(VN)便名どちらも対象
ベトナム国内線
運航会社 | ハノイ発着 | ダナン発着 |
---|---|---|
ベトナム航空 | ハノイ⇔ホーチミンシティ ハノイ⇔ダナン ハノイ⇔ニャチャン |
ダナン⇔ホーチミンシティ ダナン⇔ハノイ |
※ANA(NH)便名、ベトナム航空(VN)便名どちらも対象
対象予約クラス
- 日本⇔ベトナム線のビジネスクラス
ーANA運航便:J/C/D/Z/P
ーベトナム運航便:J/C/D/I - ベトナム国内線
ーベトナム運航便:W/Z/U/Y/M/S/B/H/K/L/Q
参加登録方法
注意点などもANAのWEBサイトキャンペーンページ[ANA・ベトナム航空ボーナスマイルキャンペーン]からご確認の上、ANA WEBサイトより登録してください。
参加登録には、ANAマイレージクラブ会員専用機能へのログインが必要となります。
ボーナスマイル積算時期
フライトマイルと同時に積算されます。
ボーナスマイルキャンペーンでは珍しく、フライトマイルと同時に積算されますので、マイルが付与されたかどうか確認するのが楽になります。
過去のベトナム航空ボーナスマイルキャンペーン
2017年7月1日~2017年7月22日の期間中に対処路線に搭乗すると、ベトナム航空のボーナスマイルがもらえるキャンペーンを行なっていました。
<ボーナスマイル対象クラス>
- J/C/Dクラス
- Y/B/M/Sクラス
<ボーナスマイル対象路線>
- ベトナム航空運航の成田・羽田・関西・名古屋・福岡←→ハノイ線
- ベトナム航空運航の成田・羽田・関西・名古屋・福岡←→ホーチミン線
- ベトナム航空運航の成田←→ダナン線
<加算ボーナスマイル>
- J/C/Dクラス:2000クオリファイングマイル
- Y/B/M/Sクラス:1000クオリファイングマイル
ベトナム路線でJALはベトジェットと提携しANAに対抗
ANAがベトナム航空とマイレージクラブの提携をスタートさせてから約9ヶ月後の2017年7月25日、JALはベトナムの格安航空会社であるベトジェット・アビエーションと包括的業務提携を結びました。
ベトナムの経済発展や文化遺産などの観光需要増に伴う日本発着のベトナム路線の航空需要をANA-ベトナム航空に一人勝ちさせないために、日本~ベトナム便と両国内便、さらにベトナム発着の周辺アジア各国便で共同運航(コードシェア)を予定しています。
ANAとベトナム航空の提携が日本〜ベトナム路線の一部だけなのに対し、JALはベトナム発着のアジア各国便とも提携を行うことで、より広い面をカバーする提携を結んでいます。
ベトナム航空とJALの提携が終わったことにより、ベトナムや周辺国の需要増をANAに取られてしまった形のJALがANAと対抗するための提携ですが、ベトジェット・アビエーションはLCCではなく、低価格ながらもサービスの質は高いとうたっているため、コードシェアなどの提携をしても、フルサービスキャリアとして問題ないと判断したと思われます。
今後、JALがベトジェットへ出資するのかどうかが注目されます。
訪日客にWi-Fiが4日間無料となる「Hi Japan!」キャンペーンを実施
ベトナム航空とANAは2017年10月1日(日)から2018年2月28日(水)まで、ベトナムからの訪日旅行者を対象に4日間無料で無制限のWi-Fiが利用できる特別プロモーション「Hi Japan!」を実施しています。
キャンペーン応募期間
2017年9月20日(水) 12:00am 〜 2018年2月28日(水)11:59pm (ベトナム時間)
キャンペーン対象
ベトナム航空オフィシャルサイト・ANAオフィシャルサイト・旅行代理店のいずれかの方法で、ベトナム航空便、またはANA便の航空券を購入し、キャンペーン申し込みをされた方。
購入した航空券がベトナムの都市から日本行きの往復航空券であること。
すべての旅程が、ベトナム航空便、またはANA便をご利用の旅程であること。
チケット番号が205、または738で始まる番号であること。
キャンペーン申し込みはこちら>>https://www.ana-vna.com/jp/
※コードシェア便の利用及び特典航空券利用の方はキャンペーン対象外となります。
※1つの航空券番号につき1回のキャンペーン応募が可能です。
Wi-Fiについて
キャンペーンで提供するWi-FiルーターはNINJAブランドで高速の4G/LTEインターネット接続を無料で4日間、日本国内で利用できます。
キャンペーン適用を受けるには、以下の手続きが必要です。
- キャンペーンサイトからチケット番号など必要情報を入力し、クーポンコードを取得
- NINJA Wi-Fiサイトで、クーポンコードとともにW-iFiルーターを申し込む
- Wi-Fiルーターを受け取る(受け取り場所は以下の9空港です)
<NINJA Wi-Fiルーター空港別お申し込み期限>
到着空港 | お申し込み期限 | 時間 |
---|---|---|
成田空港 | 1日前 | 日本時間15:00まで |
羽田空港 | 1日前 | 日本時間15:00まで |
関西国際空港 | 1日前 | 日本時間15:00まで |
中部国際空港 | 2日前 | 日本時間15:00まで |
福岡空港 | 2日前 | 日本時間15:00まで |
新千歳空港 | 2日前 | 日本時間15:00まで |
那覇空港 | 1日前 | 日本時間15:00まで |
小松空港 | 2日前 | 日本時間15:00まで |
<注意点>
利用期間が4日間を超えて申し込む場合、ルーターレンタル費用として1日あたり720円が別途支払う必要があります。
さらに豪華プレゼントもあり
本キャンペーンのクーポンコードでNINJA Wi-Fiルーターを利用された方の中から抽選で、256名に以下の商品がプレゼントされます。
- ベトナム航空およびANAの日本行きビジネスクラスのペア往復航空券
- iphone×64GB
- ベトナム航空、ANAのモデルプレーン
- AEONモール ショッピングバウチャー
Wi-Fiルーターを申し込み後のチケット番号が、プレゼントキャンペーンの抽選番号となります。
キャンペーン応募期間は2017年10月1日(日)12:00am 〜 2017年12月29日(金)11:59pm (ベトナム時間)まで、2018年1月20日に抽選が実施されます。
※キャンペーン対象者は、ベトナム在住で、かつベトナム航空またはANAの子会社、関連会社、親会社および合弁会社の社員、ならびにその家族、親族、会社関係者以外となっています。
ベトナムフェスタ in 神奈川2017が9月に開催
ベトナムフェスタ in 神奈川2017というイベントが、9月に開催されます。
会場ではベトナム料理を振る舞う屋台や、世界遺産の街ホイアンで人気のランタンが飾られる予定で、美味しいベトナム料理とベトナムの雰囲気を味わうことができるイベントです。
ベトナム航空もこのイベントに出展をし、客室乗務員との写真撮影会や、ベトナム行きペア航空券やオリジナルグッズが当たる『フォトチャレンジ』など、イベント来場者が参加できる企画が予定されています。
ANAマイレージクラブと提携しているベトナム航空がどのような航空会社なのかこのイベントで知ってみるのもおすすめです。
[ベトナムフェスタ in 神奈川2017]
開催日時:2017年9月16日(土)、17日(日) 10:00-20:00
開催場所:日本大通り、神奈川県庁本庁舎、象の鼻パーク、新港中央広場など
まとめ
ANAとベトナム航空のコードシェア並びにマイレージクラブの提携により、ベトナム航空(コードシェア便)利用時にANAのマイレージが貯まるようになりました。
すでに提携は2016年10月30日からスタートしています。
ベトナムへはANA便よりも便利なベトナム航空の直行便を利用したいと思っていた方には朗報です。
ベトナムは経済成長により日本からのビジネス客や観光客が増えていますので、今回の提携により、ANAマイレージが貯められ使えるという今までよりも便利な国になりました。
ビジネスや観光でベトナムを訪れる予定の方はぜひANAコードシェア便のベトナム航空運行便も検討してみてください。
ベトナム航空の利用でマイルを貯めるだけでなく、ANAマイルを貯めてベトナム観光を楽しむこともオススメです。ベトナムは国を挙げて観光事業に取り組んでおり、ハノイやホーチミンなどは非常に多くの観光客で賑わっています。
ハワイと比べると日本語はほぼ通じませんが、寺院や世界遺産などがおおくあり見所が多いため、ビジネスでベトナムを訪れた方も改めてご家族と観光でベトナムを見てみてはいかがでしょうか。
旅行の費用を抑えるためにANAマイレージを効率よく貯める方法もご紹介しています、マイルの特典を受けたい方はこちらの記事もどうぞ。
ANAマイレージを貯めたい方必見!年間20万マイル以上を貯める方法