ANAが2014年から実施している那覇-羽田の深夜便(ギャラクシーフライト)がサービス開始から5年目となる2018年も運行される事が発表されました。
夏期の沖縄は人気の観光地である為、日程によっては特典航空券や通常の航空券もとりづらい日もある程です。
そんな中、ANAが提供するギャラクシーフライトは現代のニーズにあったサービスだという事が証明されたのではないでしょうか。
ANAが提供するギャラクシー便の詳細と、なぜ好評なのかを考察してみます。
ANAのギャラクシー便とは
2018年運航スケジュール
運行期間:2018年7月13日(金)~8月31日(金)
東京(羽田)→ 沖縄(那覇)
便名:999
発22:55 着01:35
沖縄(那覇)→ 東京(羽田)
便名:1000
発03:35 着05:55
日曜日は東京(羽田)→沖縄(那覇)線が、金曜日は沖縄(那覇)→東京(羽田)線が運航していません。
ANAギャラクシーフライトという名称で運航するのは全ての沖縄-羽田便ではなく、沖縄(那覇)-東京(羽田)路線のうち、上記の2便(NH999便とNH1000便)だけさします。
2017年運航スケジュール
運行期間:2017年7月14日(金)~8月31日(木)
東京(羽田)→ 沖縄(那覇)
便名:999
発22:55 着01:35
沖縄(那覇)→ 東京(羽田)
便名:1000
発03:35 着05:55
2016年同様に、日曜日は東京(羽田)→沖縄(那覇)線が、月曜日は沖縄(那覇)→東京(羽田)線が運航していません。
ANAギャラクシーフライトという名称で運航するのは全ての沖縄-羽田便ではなく、沖縄(那覇)-東京(羽田)路線のうち、上記の2便(NH999便とNH1000便)だけさします。
2016年運航スケジュール
東京(羽田)→ 沖縄(那覇)
便名:999
発22:55 着25:40
沖縄(那覇)→ 東京(羽田)
便名:1000
発03:30 着5:50
注意点として、日曜日は東京(羽田)→沖縄(那覇)線が、月曜日は沖縄(那覇)→東京(羽田)線が運航していません。
ANAギャラクシーフライトという名称で運航するのは全ての沖縄-羽田便ではなく、沖縄(那覇)-東京(羽田)路線のうち、上記の2便(NH999便とNH1000便)だけさします。
サービス開始からこれまでの変更点
1日1往復のANAギャラクシー便ですが、サービスの開始は2014年でした。
当初、需要の高まる夏期の沖縄便に対して、那覇空港が過密状態であるために需要はあるのに便数を増やせないという状況の中、ANAがテスト的に始めたサービスに見えました。
テスト的、というのは2014年のサービス開始当初は深夜のベリー便に乗客を乗せた為です。
※ベリー便というのは、旅客機の床下スペースに貨物を入れて運ぶ貨物便の事をさします。
つまり、最初から人を乗せる前提で全ての条件を揃えて下準備(機材の調整や関係各所との協力依頼など)をしても実際に搭乗率が低ければ大きな損失となってしまいます。
フライト時間が通常の時間帯ではない為、その時間帯でも需要があるのかどうかANAとしても判断が難しかったため、テスト的にベリー便を利用するという判断をしたのだと考えられます。
実際に、初年度に需要があると確認できた為、サービス開始2年目の2015年にはベリー便での運航を止め客室専用便での運航に切り替えています。
ANAギャラクシー便の搭乗率が初年度が82%、翌年が87%、今年も前年と同程度を見込んでいるとの事ですから、十分に需要があったという事になります。
ただ、単純に深夜便でも良いと言う事ではなく、ANAがタクシーやハイヤーとの提携・ホテル側との協力依頼(深夜チェックインの受け入れ・対応など)を十分に行った上でサービスを提供スタートさせた事が、ANAギャラクシー便が好評である大きな要因でしょう。
ANAギャラクシー便のレイトチェックインとスーパーアーリーチェックアウト
ANAではギャラクシー便の顧客に対して午前2時からというスーパーレイトチェックインを宿泊施設に対応してもらっています。
また深夜に那覇を出発する便への対応として出発(つまり深夜)まで部屋を利用し夜のうちにチェックアウトが可能なスーパーアーリーチェックアウトを宿泊施設に対応してもらっています。
筆者自身は深夜チェックインというと、スキーやスノーボード旅行等では利用したことがありますが、それ以外の国内の観光旅行では殆どありません。
そういった点ではANA側が深夜便利用客のフォローをうまくしている、そして利用してみて不備がなかった為に2年目に利用客が増えたのではないかと思います。
以前、スノーボードの新幹線利用でレイトチェックインプランを利用した事がありますが、特定の曜日だけレイトチェックインに合わせて臨時送迎便が出るはずだったのに、送迎の担当ドライバーが忘れていてこなかった経験があります。
大雪なので到着が遅れていると思い当初は誰もホテルへ連絡しませんでしたが、30分以上遅れたところでホテルに問い合わせようやく来たのは予定時間から2時間後、外で2時間近くも待たされことがあり、それ以来レイトチェックインの利用は控えるようになりました。
こういった経験があると次回も利用しようという気にはなりませんが、ANAのギャラクシー便を2014年に利用された方が翌年も利用しているのをブログにあげていたりするので、ANA側の利用者フォローが良かったのが分かります。
那覇空港へのホテル迎車
ANAスーパーレイトチェックインに対応して、ホテルの方が那覇空港まで迎えに来てくれるサービスを提供しているホテルも多いようです。
ギャラクシーフライトなわせてホテルを予約する際は、那覇空港への迎えがあるかどうかも併せて検討するといいでしょう。
沖縄の方を深夜時間帯に働かせるのが良いのかどうか・・・個人的に疑問に思う事もありますが、需要と供給の関係性上、良い関係性が保たれているようです。
2017年は往復ギャラクシーフライトのツアーも誕生
往復ギャラクシーフライトとホテルの組み合わせならお得なツアーもあります。
https://www.ana.co.jp/domtour/okinawa/package_galaxy/
<往復ギャラクシーフライト利用>
往路:ANA999便
復路:ANA1000便利用
4日間:2017年7月15日~8月28日(金・日曜出発除く)
5日間:2017年7月14日~8月26日(木・日曜出発除く)
<往路のみギャラクシーフライト利用>
往路:ANA999便
復路:ANA1000便以外利用
3日間:2017年7月14日~8月29日(日曜出発除く)
4日間:2017年7月14日~8月28日(日曜出発除く)
5日間:2017年7月14日~8月26日(日曜出発除く)
人数や部屋の条件・旅行の目的に合わせてホテルは11種類の中から選べます。
出発日の前日から起算して8日前の15:00まで予約可能なので、有給が取れてから予約するのでも良さそうです。
ギャラクシーフライト好評の要因はどこにあるのか
上記にもある通り、レイトチェックインに対するフォローがしっかりしていると言う点は大きいでしょう。
東京側は良いとして、那覇到着後のホテルまでの移動等はタクシーやハイヤーが必須ですし、ホテル側も対応が必要になります。
この部分の好評価が搭乗率80%以上という数値に表れています。
そして、価格が安い点も大きいです。
通常時の3分の1程度の料金で利用できるのです。
最後に注目すべきは羽田空港発の時間です。
2017年に続いて2018年も羽田空港を22:55に出発するということは、仕事終わりにその足で沖縄に向かう事が出来るフライトスケジュールです。
また、羽田を深夜に出発するため日本各地から羽田を経由して沖縄に行くにも便利なため、首都圏在住の方以外にも人気の便となっているようです。
金曜夜に仕事終わりに沖縄に向かい、翌日朝にホテルをチェックアウトしその日は丸一日(深夜まで)沖縄を満喫し、日曜早朝に東京(羽田)に戻る事が出来るので、忙しいビジネスパーソンでも通常の土日の休みを利用して沖縄旅行が楽しめます。
1泊旅行というと近場を考えがちですが、ANAギャラクシー便の利用であれば沖縄を丸一日楽しむプランも候補にあげられるのではないでしょうか。
ちょっと日常から離れたい、そんな時にふらっと沖縄に行けるのもANAギャラクシー便が好評な理由の一つではないでしょうか。
また、ANAプレミアムクラスの販売はANAギャラクシー便の羽田-那覇・那覇-羽田どちらの便も販売していますので、ANAのプラミアムクラス愛用者にもおすすめです。
ただし、ラウンジ等は指定の時間までの利用しか出来なかったり、那覇空港では利用できないのでその点は予め了承が必要です。
ラウンジの利用について
深夜便という事でラウンジが使えるのかどうかがきになるところですが、ANAのラウンジは一部利用可能です。
羽田空港でのラウンジ利用について
ANA LOUNGE(本館北)が一部のエリア限定で利用可能です。
ANA LOUNGE(本館南)は21:00まで、ANA SUITE LOUNGEは21:20までとなっていますので注意してください。
一方で、クレジットカード会社が提供している所謂「カードラウンジ」は営業時間外のため利用できません。
<利用できないラウンジ>
エアポートラウンジ:〜20:00
Power Lounge:〜21:30
那覇空港でのラウンジ利用について
ANA SUITE LOUNGE、ANA LOUNGE、カードラウンジ全て利用が出来ませんので、プレミアムクラスを購入したからといってフライトまでの時間をラウンジでつぶすことは出来ませんので注意が必要です。
機内販売に関して
通常便と異なり、ギャラクシーフライトでは機内販売でのSuica利用ができません。
2018年は対応してくる可能性もありますが、2017年まではSuicaでの購入はできない状態だったため、機内販売を利用する予定の方は注意が必要です。
まとめ
2014年から始まった那覇-羽田の深夜便(ギャラクシーフライト)は2018年も運行される事が発表されました。
2018年ギャラクシーフライト那覇-羽田の深夜便
運行期間:2018年7月13日(金)~8月31日(金)
仕事終わりにその足で沖縄に向かう事が出来るフライトスケジュールなので、金曜夜に仕事終わりに沖縄に向かい、翌日朝にホテルをチェックアウトしその日は丸一日(深夜まで)沖縄を満喫し、日曜早朝に東京(羽田)に戻る事が出来るので、忙しいビジネスパーソンの方はギャラクシーフライトをぜひ活用して沖縄旅行を楽しんで見てはいかがでしょうか。
貯めたマイルで沖縄に行くお得な方法
ANAのマイレージクラブに入会しマイルを貯めると、特典航空券に交換する事ができます。
通常、羽田-沖縄間に必要なマイル数というのは決められていますが、必要なマイル数を少なくするお得な方法が存在します。
詳細は沖縄-羽田間を6,000マイル少なくするANAマイレージの使い方とはで詳しく解説していますので、マイルがたまっている方はぜひこちらの方法も試してみてください。
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