今や日々の生活に欠かせないスマートフォンやタブレット端末。
いつでもメールやwebサイトへアクセスして仕事にプライベートにうまく活用している方が多いですが、一度飛行機の乗るとインターネットへのアクセスが地上とは同じようにいかないのが現状です。
機内Wi-fiはANAもJALもサービスとして用意はしていますが、空港内ラウンジなどと同じように使い勝手が良いわけでもなく、以前は費用がかかる場合がほとんどでした。
ですが、JALから発表された国内線機内Wi-fiサービスのキャンペーンにより、2017年8月末無料となっていましたが、JALからさらなるアナウンスがあり、今後期間の定めなくずっと無料で国内線機内Wi-fiが利用できるようになりました。
ANAもJALに遅れをとっては居ますが、2018年4月から国内線でWi-fi無料となりました。
ここではJALのキャンペーン内容と今後について、JALのWi-fi機内サービスについてと、ANAの無料化について詳しく解説します。
JALならずっと機内Wi-fiインターネット接続が無料
JAL国内線 機内Wi-fiのキャンペーンが期間の定めを無くし無期限に
JALが提供する機内Wi-fi無料キャンペーンには現在2種類存在していました
2016年4月20日〜2017年3月31日のキャンペーンと2017年2月1日〜2017年8月31日までのキャンペーンです。
どちらも好評で2017年8月31日までは無料で利用できることが確定していましたが、キャンペーン終了日が無くなり(実質的にキャンペーンは終了)、通常の無料サービス内に組み込まれる形になります。
今後、無料で機内Wi-fiが利用できる機材などの詳細と過去のキャンペーン詳細を見ていきましょう。
JAL国内線は無料で機内Wi-fi接続が可能
2017年6月20日、JALから国内線機内Wi-fiが今後ずっと無料になるとのアナウンスがありました。
2016年4月から時間制限などの条件つきでスタートした無料サービスが、2017年2月からは時間無制限に変更となり、2017年6月20日からは期間の定めのない無料サービスへと変化しました。
機内Wi-fiが提供されている路線は以下になります。
機内Wi-fi提供路線
機内Wi-fiはJAL SKY NEXT路線で提供されているサービスです、現時点(2017年6月21日)では以下の路線となっていますがが、JAL SKY NEXT路線が拡大されると機内Wi-fiが使える路線が増えることになります。
おそらく最終的には全ての路線・便で提供されることになるとは思いますが、機材の兼ね合いもありますので、小型機含めると数年はかかるのではないでしょうか。
<JAL SKY NEXT路線>
- 東京(羽田)-大阪(伊丹)線
- 東京(成田)-大阪(伊丹)線
- 東京(羽田)-大阪(関西)線
- 東京(羽田)-札幌(新千歳)線
- 東京(羽田)-名古屋線
- 東京(成田)-名古屋線
- 東京(羽田)-福岡線
- 東京(成田)-福岡線
- 東京(羽田)-沖縄(那覇)線
- 東京(羽田)-女満別線
- 東京(羽田)-旭川線
- 東京(羽田)-釧路線
- 東京(羽田)-帯広線
- 東京(羽田)-函館線
- 東京(羽田)-青森線
- 東京(羽田)-三沢線
- 東京(羽田)-秋田線
- 東京(羽田)-小松線
- 東京(羽田)-岡山線
- 東京(羽田)-出雲線
- 東京(羽田)-広島線
- 東京(羽田)-山口宇部線
- 東京(羽田)-徳島線
- 東京(羽田)-高松線
- 東京(羽田)-高知線
- 東京(羽田)-松山線
- 東京(羽田)-北九州線
- 東京(羽田)-大分線
- 東京(羽田)-長崎線
- 東京(羽田)-熊本線
- 東京(羽田)-宮崎線
- 東京(羽田)-鹿児島線
- 東京(羽田)-奄美大島線
- 東京(羽田)-宮古線 *
- 大阪(伊丹)-札幌(新千歳)線
- 大阪(伊丹)-沖縄(那覇)線
- 大阪(伊丹)-奄美大島線
- 大阪(関西)-札幌(新千歳)線
- 名古屋(中部)-札幌(新千歳)線
- 福岡-札幌(新千歳)線
- 福岡-沖縄(那覇)線 >>一部の便のみ
- 広島-札幌(新千歳)線
- 沖縄(那覇)-宮古線 >>一部の便のみ
- 沖縄(那覇)-石垣線 >>一部の便のみ
対象路線の全ての便が対象となっているわけではありませんし、機材変更などで対象路線以外でもJAL SKY NEXT対象便で運行されることもあります。
確実に機内インターネット接続を利用したい方は予約時にJAL SKY NEXT対象便かどうか確認するようにしましょう。
それでも急な機材変更で利用できない場合もあります。
インターネット接続プロバイダー
JALが機内で提供するインターネット接続のサービスプロバイダーは米国のGogo社になります。
機内インターネット接続サービスを利用するためにはGogoへの利用登録(アカウント作成)が必要になります。
搭乗前に利用登録を済ませておくと機内でスムーズにインターネット接続が楽しめるので事前登録をお勧めします。
また、GogoではNetflix、Amazon Prime、HBO GO、などのライブビデオやストリーミングサービスには対応していませんので、機内でも利用することはできません。
Gogoの利用登録はこちら>>http://www.gogoair.com/
JAL機内Wi-fiサービス概要と使い方
JALの機内Wi-fiはインターネット接続の他にもいくつかサービスが用意されています、機内Wi-fiサービスの概要について見ていきましょう。
JAL国内線 機内Wi-fiサービス概要
有料サービス
機内インターネット接続が無料化されたことで、有料サービスはなくなりました。
無料サービス
機内インターネット接続。
これにより、インターネットやEメールなどを利用することが可能になります。
以前は有料サービスでしたが、現在は無料で利用できます。
Wi-fiビデオプログラム。
顧客自身のスマートフォンなどを利用して様々なビデオが閲覧できるサービスです。
端末とイヤホンは各自用意しないと機内で貸し出しなどはありませんので注意が必要です。
ビデオのプログラムの内容は毎月20日〜25日頃に更新され事前に分かるようになっていますので、見たいプログラムがあるかどうか出発前にJALのサイトで確認しておきましょう。
SKYるるぶ観光情報、JALサイト、天気情報なども無料で利用可能です。
JAL国内線 機内Wi-fiサービスの使い方
機内でWi-fiに接続
スマートフォンやノートパソコンが機内モードになっていることを確認し、ワイヤレスネットワークで「gogoinflight」を選択しWi-fiに接続します。
機内Wi-fiポータルサイトを表示
Wi-fiに接続した後に、ブラウザを開くと通常は自動的に機内Wi-fiのポータルサイトにアクセスされます。
通常は有料サービスのため、料金プランが出てきますが、2月〜8月末までは無料(1月末までは15分無料)になりますので、無料ボタンをタップもしくはクリックします。
JALアプリからも接続可能
スマートフォンなどではJALアプリを入れておくと、アプリから機内Wi-fiに接続することが可能です。
また、無料プログラムもJALアプリからアクセスすることが可能なので、スマートフォンやタブレット端末をご利用の方はJALアプリを入れておくことをおすすめします。
利用制限
機内Wi-fiではソフトウェアアップデートなど通信量が極端に多くなるものは利用できません。
無線LANのアクセスポイントと同様に利用人数が多かったり、通信量が多いと回線速度も遅くなるため、多くの乗客が快適に利用するための措置となっています。
また、JAL側の判断に基づきコンテンツフィルタリングが実施されているため、表示できないコンテンツがあります。
このように、一部利用制限はありますが、ターゲット顧客だと思われるビジネス客達にとっては十分な環境が提供されています。
過去のJAL機内Wi-fi関連キャンペーン
JAL国内線 機内Wi-fiインターネット接続15分無料キャンペーン
JALでは国内線の機内Wi-fiインターネット接続を15分間無料で利用できるキャンペーンを行なっていました。
キャンペーン期間
対象搭乗期間:2016年4月20日(水)〜2017年3月31日(金)
既に昨年の4月から始まっているこのキャンペーンですが、残り約2ヶ月となりました。
期間としては当初の予定から延長され約1年間提供されることになりました。
キャンペーン内容
このキャンペーンでは機内Wi-fiのインターネット接続が15分間無料になります。
機内Wi-fiの中には無料で利用できるものと有料のものとがあり、インターネット接続サービスは有料で提供されているものです。
それがこのキャンペーン期間中は15分間だけですが無料で利用することが可能になります。
キャンペーン対象路線
機内Wi-fiサービスの対象便(JAL SKY NEXT)で運行する全便が15分無料キャンペーンの対象路線となります。
JAL SKY NEXT路線が拡大されるとキャンペーン対象路線も拡大されることになります。
<2016年時点でのJAL SKY NEXT対象路線>
- 東京(羽田)-大阪(伊丹)線
- 東京(成田)-大阪(伊丹)線
- 東京(羽田)-大阪(関西)線
- 東京(羽田)-札幌(新千歳)線
- 東京(羽田)-名古屋線
- 東京(成田)-名古屋線
- 東京(羽田)-福岡線
- 東京(成田)-福岡線
- 東京(羽田)-沖縄(那覇)線
- 東京(羽田)-女満別線
- 東京(羽田)-旭川線
- 東京(羽田)-釧路線
- 東京(羽田)-帯広線
- 東京(羽田)-函館線
- 東京(羽田)-青森線
- 東京(羽田)-三沢線
- 東京(羽田)-秋田線
- 東京(羽田)-小松線
- 東京(羽田)-岡山線
- 東京(羽田)-出雲線
- 東京(羽田)-広島線
- 東京(羽田)-山口宇部線
- 東京(羽田)-徳島線
- 東京(羽田)-高松線
- 東京(羽田)-高知線
- 東京(羽田)-松山線
- 東京(羽田)-北九州線
- 東京(羽田)-大分線
- 東京(羽田)-長崎線
- 東京(羽田)-熊本線
- 東京(羽田)-宮崎線
- 東京(羽田)-鹿児島線
- 東京(羽田)-奄美大島線
- 東京(羽田)-宮古線 *
- 大阪(伊丹)-札幌(新千歳)線
- 大阪(伊丹)-沖縄(那覇)線
- 大阪(伊丹)-奄美大島線
- 大阪(関西)-札幌(新千歳)線
- 名古屋(中部)-札幌(新千歳)線
- 名古屋(中部)-沖縄(那覇)線 *
- 福岡-札幌(新千歳)線
- 福岡-沖縄(那覇)線 *
- 広島-札幌(新千歳)線
- 沖縄(那覇)-宮古線 *
インターネット接続プロバイダー
JALが機内で提供するインターネット接続のサービスプロバイダーは米国のGogo社になります。
機内インターネット接続サービスを利用するためにはGogoへの利用登録(アカウント作成)が必要になります。
搭乗前に利用登録を済ませておくと機内でスムーズにインターネット接続が楽しめるので事前登録をお勧めします。
また、GogoではNetflix、Amazon Prime、HBO GO、などのライブビデオやストリーミングサービスには対応していませんので、機内でも利用することはできません。
Gogoの利用登録はこちら>>http://www.gogoair.com/
JAL国内線 機内Wi-fiインターネット接続無料キャンペーン
JALでは国内線の機内Wi-fiインターネット接続を時間無制限で無料にて利用できるキャンペーンを行ないます。
キャンペーン期間
対象搭乗期間:2017年2月1日(水)〜2017年8月31日(木)
2月から始まるこのキャンペーンは前項で書いた15分無料キャンペーンを時間無制限にした内容となります。
期間としては約半年の予定ですが、ANAとの差別化、LCCとの差別化などを考慮する経営判断で前項のキャンペーン同様に期間延長することも考えられます。
キャンペーン内容
このキャンペーンでは機内Wi-fiのインターネット接続が時間無制限で無料になります。
機内Wi-fiの中には無料で利用できるものと有料のものとがあり、インタネーート接続サービスは有料で提供されているものです。
それがこのキャンペーン期間中は時間無制限で無料にて利用することが可能になります。
キャンペーン対象路線
機内Wi-fiサービスの対象便(JAL SKY NEXT)で運行する全便が時間無制限で無料のキャンペーンの対象路線となります。
15分無料と同じ対象路線・対象便となっていることから、15分無料キャンペーンは実質的には1月末で終了し、2月から時間の制限なく無料で利用できるようです。
対象路線詳細は前項をご覧ください。
インターネット接続プロバイダー
JALが機内で提供するインターネット接続のサービスプロバイダーは米国のGogo社になります。
機内インターネット接続サービスを利用するためにはGogoへの利用登録(アカウント作成)が必要になります。
搭乗前に利用登録を済ませておくと機内でスムーズにインターネット接続が楽しめるので事前登録をお勧めします。
また、GogoではNetflix、Amazon Prime、HBO GO、などのライブビデオやストリーミングサービスには対応していませんので、機内でも利用することはできません。
Gogoの利用登録はこちら>>http://www.gogoair.com/
ANAも2018年4月から機内Wi-fi無料に
JALの無料Wi-fi提供から遅れること1年、ようやくANAも国内線機内Wi-fiの無料化を発表しました。
一度に全路線ではなく、順次拡大となっていくようですがこの対応の遅さは経営的にはまずいのではないでしょうか。
特にANAは旅行客ではなくビジネス顧客が多く、他のサービスではビジネス顧客を優遇する経営判断をとっていたのに肝心のネット接続で1年もJALに遅れたのは問題ありと言えます。
遅れをとったので、サービス面はJAL同等レベルのものを期待したいところです。
ANAの無料Wi-fiについて詳しくみていきましょう。
無料Wi-fi開始時期
全顧客に対しては2018年4月1日から無料化となります。
ANAの上級会員であるダイヤモンド会員とプラチナ会員については2018年1月10日から一般顧客に先駆けて無料化されます。
無料Wi-fi対応機材
ANA Wi-Fi Service対応機材は以下の通りです。
<全機材対応>
- エアバスA321型機
- ボーイング787-9型機
- ボーイング777-300型機
<一部のみ対応>
- ボーイング787-8型機
- ボーイング777-200型機
- ボーイング767-300型機
- ボーイング737-800型機
搭乗する便でWi-fiが利用できるかはANA公式サイトで確認できます。
今後の展望
ANAは2019年度以降、国内線の一部にシートモニターを設置する予定があります。
2018年から無料化される機内Wi-fiがあれば、顧客のスマートフォンやタブレット端末があれば済むはずなのに、なぜこのタイミングでシートモニターを短距離路線である国内線に設置するのでしょうか。
おそらく、顧客自身の端末で自由に通信されるとパンクする可能性もありますので、通信量の抑制などいくつかの理由が考えられます。
※JALと同様に動画サイトなど通信料が多くなるサイトへのアクセスは遮断されています。
そして、USBポートなどの拡充と合わせた費用面も同時に検討した結果でしょう。
既に2017年9月からエアバスA321neo型機ではシートモニターが前席に設置されています。
また、LCCなどとの差別化も含めて機内Wi-fiの無料化、シートモニターの設置が進んでいくものと思われます。
ANA国内線 機内Wi-fiサービスの使い方
ANAの機内Wi-fi利用にはANA公式のモバイルアプリが必要です、必ず搭乗まえにアプリをダウンロードしましょう。
- 端末の設定を[機内モード:オン/Wi-fi:オン/ワイヤレスネットワークSSID:ANA-WiFi-Service]を選択
- ANAモバイルアプリを起動し、サイドメニューを広く
- 国内線 機内WiFiをタップ
ANAが提供する全ての機内コンテンツを利用するにはANA公式アプリが必要となり、ブラウザ接続の場合は一部のみの利用となっています。
JALとANAの機内Wi-fiサービスについて
いずれは機内のインターネット接続サービスの無料が当たり前になるとは思っていましたが、JALが2017年6月20日から国内線で無料化されました。
JALから遅れること1年、ようやくANAも国内線機内Wi-fiの無料化を実現しました。
国内線機内Wi-fiについては導入・対象路線拡大などほぼ全ての面でJALが先に行ってきた経緯がありますが、一時期はANAの方が離陸後すぐにWi-fi接続が可能になるなど使い勝手の部分で頑張っているように見えましたが、現時点では完全にANAよりJALの方が上です。
ANAも2016年4月末まで期間限定で機内Wi-fi無料のお試しプランというものを用意していましたが、現在はキャンペーンが終了し有料サービスとなり、完全無料化されるまでに1年も時間がかかりました。
ただし、これまでと通信速度が変わらないのであればJALの方が速いのでお勧めです。
これは筆者の体感であり、速度を何度も調べた結果ではありませんが、有料のANAの方が遅く使う気が起きないほどストレスな環境にあると思います。
ANAは速度に関しては改善が必要ですし、機内Wi-fiを軽視すると顧客獲得に今後悪影響が出るのではと思います。
2018年4月にANAの国内線機内Wi-fiを利用してみましたが、速度は以前と変わっていない印象です。
これは搭乗客数や利用状況に応じて一概に言えることではありませんが、JALから遅れて始めたため速度改善を行なった上で無料化をするのかと期待していたのですが実際は以前の速度と変わりませんでした。
JALとANAの大きな違いは、JALがgogo社への登録を要するのに対してANAはメールアドレスの送信だけで済む点です。
どちらが簡単かといえばANAの方が簡単です。
まとめ
JALが過去に行なっていた国内線機内Wi-fi接続15分無料キャンペーン及び、2017年2月から8月末までは時間無制限になり無料で利用できるキャンペーンが期間の定めなしにずっと無料で利用できるようになりました。
国内線の機内Wi-fiに関しては常にANAよりJALの方が一歩先を行っています。
ANAもJALから遅れること1年、ようやく2018年4月から無料化されました。
特に移動時間もメールなどに目を通す時間に当てたいビジネス客にとっては機内でも有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか。
JALの国内線機内Wi-fi利用にはGogoとうプロバイダーのアカウントが必要になりますので、まずはアカウントを取得しJAL搭乗の際は快適な空の旅とともに有意義なネット接続環境を楽しんでみてはいかがでしょうか。
機内Wi-fiではJALに遅れをとっているANAですが、マイルの貯めやすさなら圧倒的にANAの方が優れています。
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