皆さんご存知の様にANAはスターアライアンス加盟航空会社です。
今回はスターアライアンス加盟航空会社でANAのマイルを使う方法、そして提携航空会社でANAのマイルを使う方法をご紹介します。
ANAのマイルを貯めたは良いけど、ANAの特典航空券が取れなかった時、スターアライアンス加盟の航空会社やANAと提携している航空会社も検討してみてはいかがでしょうか。
そもそもスターアライアンスって何?
スターアライアンスって聞いた事はあるけど、よく知らない。
ANAが加盟しててJALは違うんだよね。
こういった認識の方が意外と多いのがスターアライアンス。
間違ってないけど実は良く分かっていない人も多いのでそもそもスターアライアンスとは何なのか、簡単に説明します。
スターアライアンスはANAが加入している航空会社連合の一つ
航空会社が複数集まった連合はスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの3つが存在しています。
スターアライアンスはANAを含む複数の航空会社が加盟している航空グループの名称です。
よく、「スターアライアンスのマイルを貯める」という言葉を聞きますが、実際にはスターアライアンスのマイルというのは存在しません。
スターアライアンスに加盟している航空会社のマイレージプログラムに参加すると、スターアライアンスに加盟している他の航空会社に搭乗したときもマイルが貯まるという事です。
例えば、ANAのマイレージプラグラムに参加している方が、シンガポール航空を利用した際、ANAとシンガポール航空の両社がスターアライアンスに加盟しているのでシンガポール航空に搭乗してもANAマイルが貯まるのです。
逆にユナイテッド航空のマイレージプログラムに参加している方がANAに搭乗した場合、ANAのマイルではなくユナイテッド航空のマイルが貯まります。
連合内での提携で利便性があがる
1社では便数や路線でカバーできない事も複数の航空会社が一つのグループとして協力する事で、利用者にとって利用しやすくなっています。
スターアライアンスのサイトにも掲載されていますが、複数の航空会社のマイレージプログラムに参加しても良いのですが、スターアライアンス加盟航空会社であれば、1社に絞った方がマイルも貯まりやすいですし、上級会員等にもなりやすいです。
なぜなら、マイレージプログラムはスターアライアンスというグループが管理しているのではなく、各航空会社が個別に管理している為、殆どの場合でマイルを他の航空会社のマイルに交換することは出来ないからです。
旅の区間をつなぐ28社の加盟航空会社を選択し、スターアライアンスのネットワークでフライトを利用すればするほど、さらにいち早く特典の利用に十分なマ イル数やポイントを獲得することができます。
加盟航空会社のマイレージプログラムのうちのいずれか一つにご入会するだけで可能です。 「スターアライアンス」というマイレージプログラムに入会せずにスターアライアンスのネットワーク全体をフルにご活用いただけます。
加盟航空会社のフライトを利用するたびに、お客様のマイレージ番号を登録し、対象となる運賃でのマイル数やポイントを獲得してください。
次に、ご加入のマイレージプログラムに連絡し、いずれかのスターアライアンス加盟航空会社でのフライトやアップグレードにマイル数を交換してください(状況によってご利用いただけない場合がございます)。
ご希望であれば、複数のプログラムに入会することもできますが、各プログラムは個別に管理されているため、各プログラム間でのマイル数やポイントの移行や、マイル数やポイントの統合はできません。
フライトのたびに利用されるマイレージプログラムが同じであれば、スターアライアンス シルバーステータスまたはゴールドステータスまでさらにいち早く到達することができます。
これはスターアライアンス以外のワンワールドやスカイチームでも同様です。
1社だけで世界中の路線・空港をカバーするのではなくお互いが提携する事で利便性を高め、それぞれの顧客を他社、もしくは他連合の航空会社へとられないように一緒に囲い込みをしているような状態ともいえます。
ANAマイルを使う
上記の通り、スターアライアンス加盟の航空会社を利用するとANAマイルが貯まるのですが、マイルは貯まるだけでなく使う事も可能です。
マイルの移行は出来ないが特典航空券取得に使える
同じ航空連合に加盟している航空会社同士でもマイルの相互交換というのは出来ません。
ですが、ANAの特典航空券が満席で取れなかった時、スターアライアンス加盟の他の航空会社なら空きがある、そんな時はANAのマイルを使って提携航空会社の特典航空券を取得する事が可能です。
機内でのサービス内容等は各社多少の違いはありますが、ANA以外には絶対に乗らないという方以外にはおすすめです。
必要マイル数
ANAマイルを利用した提携航空会社の特典航空券利用は往復15,000マイルから取得できます。
ANAは特典航空券の必要マイル数の決定にゾーン制を用いています。
日本発着の場合、Zone 1-AとZone 1-Bの2種類があります。
日本発着で国際線往復2区間のみの旅程もしくは、国際線往復2区間に加え日本国内のみで乗り継ぎをしている旅程をZone 1-A、それ以外をZone 1-Bとしています。
発着地:日本(Zone 1-A)の場合の必要マイル数
利用 クラス |
目的地 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国 (Zone 2) |
アジア 1 (Zone 3) |
アジア 2 (Zone 4) |
ハワイ (Zone 5) |
北米 (Zone 6) |
欧州 (Zone 7) |
アフリカ、 中東 (Zone 8) |
中南米 (Zone 9) |
オセアニア、 ミクロネシア (Zone 10) |
|
Y(エコノミー) | 15,000 | 20,000 | 35,000 | 40,000 | 50,000 | 55,000 | 設定なし | 45,000 | |
C(ビジネス) | 30,000 | 40,000 | 60,000 | 65,000 | 85,000 | 90,000 | 75,000 | ||
F(ファースト) | 45,000 | 60,000 | 105,000 | 120,000 | 150,000 | 165,000 | 135,000 |
発着地:日本(Zone 1-B)の場合の必要マイル数
利用 クラス |
目的地 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国 (Zone 2) |
アジア 1 (Zone 3) |
アジア 2 (Zone 4) |
ハワイ (Zone 5) |
北米 (Zone 6) |
欧州 (Zone 7) |
アフリカ、 中東 (Zone 8) |
中南米 (Zone 9) |
オセアニア、 ミクロネシア (Zone 10) |
|
Y(エコノミー) | 18,000 | 23,000 | 38,000 | 43,000 | 55,000 | 60,000 | 70,000 | 90,000 | 50,000 |
C(ビジネス) | 33,000 | 43,000 | 63,000 | 68,000 | 90,000 | 95,000 | 110,000 | 143,000 | 80,000 |
F(ファースト) | 54,000 | 69,000 | 114,000 | 129,000 | 165,000 | 180,000 | 210,000 | 270,000 | 150,000 |
利用には以下のような条件があります。
- 片道では特典航空券を取得できず、必ず往復取得する必要があります。
- ANAでは設定されているシーズンによる必要マイル数の変動はありません。
年末年始やお盆などのANAのハイシーズンには提携航空会社の方がお得になりますが、ローシーズンやレギュラーシーズン時にはANAより高くなる可能性もあります。 - 幼児・小児が特典航空券を利用する場合でも、大人と同じマイル数が必要です。幼児・小児用のマイル数というのは設けられていません。
- 特典交換に必要なマイル数に達していない場合、不足分を現金やANA SKY コインなどで補うことはできません。
ただし、ANAカードファミリーマイルに参加されているご家族は、特典交換に必要なマイル数を合算して利用できます。
また、各航空会社ごとに特典航空券が利用できない期間がある場合がありますので、予約の際に必ず確認が必要です。
特典航空券の取得方法
ANAマイルで提携航空会社の特典航空券を取得する方法ですが、基本的にはANA便の取得方法と変わりありません。
唯一変わるのは、ANA国際線の特典航空券ではなく、提携航空会社を選択することです。
ANAのWEBサイトトップページでANAマイレージクラブを選択すると以下の画像のように特典航空券を選択する表示がでます。
ここで「提携航空会社」を選択したらあとは日付や行き先などを設定してけんさくします。
ここから先は通常のANA国際線と同じ手順となりますので、詳細手順を確認したい方は、貯めたマイルと交換!ANA特典航空券の予約方法を解説をご覧ください。
スターアライアンス加盟以外の提携航空会社でマイルを使う
また、スターアライアンス加盟航空会社以外にもANAと提携している航空会社(エティハド航空など)でもマイルを使う事が可能です。
ただし、スターアライアンス加盟航空会社の場合は自由な組み合わせで特典航空券を利用する事が出来ますが、提携航空会社は往復同じ航空会社利用に限ります。
<スターアライアンス加盟の場合>
往路:ANA→→シンガポール航空→→オーストリア航空
復路:ANA←←シンガポール航空←←オーストリア航空
スターアライアンス加盟航空会社の中から、好きなように組み合わせて特典航空券を使えるので、時間や目的地など様々なバリエーションの中から好きなように旅程を組むことが可能になります。
<提携航空会社の場合>
往路:エティハド航空
復路:エティハド航空
スターアライアンス未加盟の航空会社の場合は、1社のみの往復しか利用することはできません。
時間や出発地及び目的地に制限が多くなってしまいます。
まとめ
JALより特典航空券がとりにくいと言われているANAですが、スターアライアンス加盟のメリットを生かせば特典航空券もとりやすくなるのでANAマイルの使い方の一つとしてぜひ参考にしてみてください。
ANAのマイルはポイントサイトを使えば大量に貯められるので、この方法でマイルを貯め、使う時には特典航空券のとりやすいスターアライアンス加盟の航空会社で旅行等をするのがおすすめです。
もちろんANAの特典航空券狙いでも構いませんが、日本人に人気の路線やお盆や年末年始などは非常に取りづらいので、1年程前から日程を決めておいたり、上級会員にならないと取れない場合が多くなっています。
ANAの特典航空券の取りづらさから、上級会員を目指す人も多いので今後益々、人気路線の繁忙期は特典航空券は取りづらくなりそうです。
ANAの大量マイル獲得の情報まとめ
ANAマイル獲得の為に必ずすべきこと!!
<その1>
これだけやればANAマイルが劇的に貯まる!!ANAマイルを貯める方法
ANAのマイルを簡単に、そして大量に取得する為にやるべき事を3つのステップにまとめた最重要記事です。
これを読むだけでも十分に実践可能な記事となっています。
<その2>
具体的にマイルの獲得と旅行を紐づけた考え方や機械による機能を利用して、マイルの獲得になれていく為の術を書いています。
マイル獲得に必要なアイテムとは
飛行機に乗らずにマイルを貯めていく為に必要になるアイテムの一覧を書き出しています、ここに書かれているアイテムは全て用意しましょう。
大量マイルはポイントサイト ハピタスの利用が必須
ANAマイル獲得への第一歩 ポイントサイト ハピタスの活用法まとめ
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ハピタスがマイル獲得に欠かせない理由とは
マイル獲得の必須ポイントサイト ハピタス そのおすすめ理由とは
最もマイルが貯めやすいポイントサイトとして当ブログがお勧めしているハピタス。そのおすすめ理由はこちらの記事を読んで頂ければ分かります。