ANAのマイルが貯まる・使える提携サービスが拡充

ANAは2017年4月25日（火）10時から、海外におけるマイル提携サービスを拡充しました。

ANAのマイルが貯まるホテルやマイルが使えるホテルが格段に多くなり、渡航先でのANAマイレージクラブ会員のメリットが増えたことになります。

今回発表されたANAの新たな提携内容や、今後の方向性についてみていきましょう。

海外におけるマイル提携サービスを拡充

ANAの国際線ネットワーク拡大に合わせてANAマイレージクラブ会員の渡航先も世界各国に広がりを見せています。

それに伴い、海外のホテルやレンタカー予約・海外ECショップ利用などのサービスで「マイルが貯まる」「マイルが使える」施設を大幅に増やす提携が発表されました。

マイルが貯めるホテルは約1,100施設から約15万施設に、マイルが使えるホテルは約70施設から約15万施設へと大幅に増加することになります。

今後も対象店舗数が増えて行く予定のようなの海外出張や旅行が多い方には嬉しい提携となっています。

それでは提携内容とサービス内容を詳しくみて行きましょう。

ANAマイレージクラブとの提携先

ANAはカナダ のトロントに本社を置くPoints社とイギリスのロンドンに本社を置くCollinson Latitude社と提携しました。

Points社とCollinson Latitude社は共に、ロイヤルティプログラム（会員が購入する際にインセンティブを提供するマーケティングプログラム）のサービスプロバイダーで、この2社との提携により海外におけるANAマイレージクラブ会員が受けられるマイル提携サービスが拡充されることになります。

Points社

カナダ トロントを拠点とした会員ロイヤリティプログラムにおける企画、運営を展開。

これまで約50社以上の様々な業種の企業に対し、ホテル予約・レンタカー予約サービスにおける自社プラットフォームを提供し、会員ロイヤリティプログラムを展開している。

Collinson Latitude社

イギリス ロンドンを拠点とした会員ロイヤリティプログラムにおける企画、運営を展開。

Points社同様に様々な業種との提携を25年以上の経験を元に展開を行っており、特にeコマース領域における提携プログラム提供を専門としている。

提携後のサービス開始日時

2017年4月25日（火） 10時

既にサービスが開始されています。

今回の提携及びサービス拡充の開始と提携発表はほぼ同時といったタイミングでした。

資本提携などではないため、サービス開始を持って提携発表という流れを選択したようです。

サービス内容

専用WEBサイト（https://www.ana.co.jp/amc/promo/anaglobal/）を利用することで以下のようなANAマイルを貯める・使うサービスを受けることができます。

1.  ANA GLOBAL HOTELS ／ ANA GLOBAL CAR RENTAL
   国内・海外の提携ホテルへの宿泊や海外レンタカーを予約した上で利用する場合にANAマイルが貯まります。
   また、ANAマイルを使って日本・海外のホテル宿泊、海外のレンタカー利用することができます。
2. ANA GLOBAL MILEAGE MALL
   専用ウェブサイト経由の上で、提携しているオンラインショップで商品を購入すると、購入金額に応じてANAマイルが貯まります。
3. ANA GLOBAL SELECTION
   専用ウェブサイトから、貯めたANAマイルで海外配送可能な商品への交換ができます。
   （日本国内配送商品も一部交換可）

サービス提供対象者

全ANAマイレージクラブ会員

「ANA GLOBAL HOTELS」「ANA GLOBAL CAR RENTAL」の有償予約は非会員でも利用可能です。

専用サイトから各ページを閲覧しようとするとANAマイレージクラブへのログインを求める画面が表示されますが、会員でない方はそのページの下部までスクロールすると「ログインせずに進む」というバナーがありますので、ここをクリックすることで先に進むことができます。

ログインしないで進んだ場合、マイル積算・償還の対象外となります。ANAマイルを貯める・使うサービスを利用するためには必ずログインした上で先に進む必要がありますので注意が必要です。

予約完了後に後からマイルの積算などをしてもらうことはできません。

サービス提供エリア

全世界

サービス対象店舗・商品数

ANA GLOBALサイトの使い勝手

サービス拡充により利用できるホテルが格段に増えたことは嬉しいのですが、専用サイト（https://www.ana.co.jp/amc/promo/anaglobal/）の使い勝手はあまり細かくクロス検索できないため、宿泊時に細かい条件がある場合は、適した宿泊先などを見つけるのに多少手間がかかります。

Expedia等の海外企業が展開している宿泊予約サイトなどと同じような使い勝手なので、普段からExpedia等に不満がない方は問題ないと思いますが、細かい条件で絞り込むのは現状ではできません。

おそらく今後もできるようにはならないと思います。

サイトのデザインなどは視認性良く、最近よく目にするタイプのサイト構造となっていますので、利用に大きな問題はないでしょうが、筆者自身は宿泊先を選ぶ際に細かい基準を設けている場合が多いので、ちょっと使いづらいかなといった印象を受けました。

まとめ

ANAは2017年4月25日（火）10時から、マイルが貯めるホテルは約1,100施設から約15万施設に、マイルが使えるホテルは約70施設から約15万施設へと大幅に増加するマイル提携サービスを拡充しました。

ANAのマイルが貯まるホテルやマイルが使える海外のホテルが格段に多くなり、渡航先でのANAマイレージクラブ会員のメリットが増えると共に、今後益々増えるであろうアジアや海外顧客の取り込みを狙ったサービス強化という一面がありそうです。

羽田発着枠の時間帯が海外顧客を意識したものであったりと、ここ最近は国内のみならず海外顧客の取り込みに注力しているようにみえるANAなので、今後のANAマイレージクラブ会員のサービス拡充にさらに期待が持てそうな提携となっています。

ANAのマイルを貯めたい方は、海外及び国内のホテルやレンタカー利用時にANAのマイルをが貯まる専用サイトを利用してみてはいかがでしょうか。

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