マイルやポイントを貯めていると切っても切れない関係にあるのが有効期限です。
有効期限を正確に把握していないとせっかく貯めたマイルやポイントがうっかり大量消失という事態にもなりかねません。
では、うっかりマイルの有効期限切れを防ぐ方法はあるのでしょうか。
ポイントサイトや航空会社によって異なるマイルの有効期限切れの条件をすべて把握するのは大変ですが、あるものを使うことでうっかり有効期限切れを防ぐことは可能です。
筆者自身も利用しているその方法をご紹介します。
クラウド型カレンダーアプリの活用
まず、各航空会社のマイル有効期限の条件やポイントサイトの期限など一連の有効期限切れに関する情報は一度把握する必要があります。
ですが、それをずっと頭の中に入れて置いたり、今月何マイル有効期限切れとか来月何ポイント有効期限切れなどというのをすべて把握しておく必要はありません。
その記憶力はもっと別の有意義なことに利用したほうが良いでしょう。
そこで利用するのがクラウド型のカレンダーアプリです。
代表的なところでいうと、GoogleカレンダーやiCloudカレンダー等です。
カレンダーアプリの通知機能を利用することで、1年先でも3年先でもいつでも自分にマイルやポイントの有効期限が近付いていることを思い出させてくれます。
なぜクラウド型カレンダーアプリなのか
カレンダーアプリなら何でもいいと思いがちですが、クラウド型のカレンダーアプリが最も適しています。
例えば、紙の手帳では期限が迫ってもお知らせしてくれることはありませんので、うっかりを防ぐアイテムとしては最適とは言えません。
では端末依存のカレンダーアプリはどうかというと、お知らせしてくれる機能がついているものが多いものの、利用するデバイスやOSを変更した際に利用できなくなるリスクがあるため、3年程度の長期保管管理ができるマイル等には向いていません。
クラウド型のカレンダーアプリであれば、端末に依存することもなくOSの変更やデバイスの不具合などがあっても、webブラウザ経由で確認などもでき長期管理に適しています。
マイルの有効期限を登録するのではない
クラウド型のカレンダーアプリを使うといっても毎月のマイル残高や失効日を入力して使うのはあまりにも手間がかかりすぎます。
ではどのように使えばいいのかというと、マイルを貯め始めたりポイントサイトに登録し始めたばかりの方と何年もマイルを貯め続けている方とでは最初の設定方法が異なります。
初めにマイルを貯め始めた方から説明します。
マイルを貯め始めたばかりの方
マイルを貯め始めた方は、マイルが積算された月に1つのスケジュールを入れます。
ここには貯め始めた月の1日の日付でマイルの種別(航空会社名)を書き込みます。
例えば;
2016年12月1日:ANAマイレージクラブ マイル有効期限の確認
次に登録したスケジュールの通知機能で毎年繰り返し1年後に自動入力されるようにしておきます。
こうすることで、1年後に設定した日が近づくと自動的にカレンダー内に表示されますし、通知もあるため1年に1度はマイルの有効期限を確認するよう自分自身にアナウンスされるようになります。
この時点でマイルの有効期限を確認すれば確実にうっかり有効期限切れをすることはなくなります。
ANAやJALのマイルの有効期限は3年後の月末なので、必ずスケジュールは月初にしておくといいでしょう。
月初めにマイルの確認をすれば、有効期限まであと30日ありますからその間にANA SKYコインに換えるも良いですし、とりあえず行きたい場所の特典航空券を抑えてもいいですし、それらを検討する時間も多少持つことが出来ます。
ポイントを貯め始めたばかりの方
ポイントサイトに関しては、貯めたポイントの有効期限の他に、会員の有効期限が設定されていることも多いです(6か月ポイント獲得がないと会員資格失効など)。
その為、マイルの時は1つで済んだスケジュールを、ポイント自体の有効期限と会員資格の有効期限の2種類を設定する必要があります。
例えば;
2016年12月1日:ハピタス ポイント有効期限の確認
次に登録したスケジュールの通知機能で毎年繰り返し1年後に自動入力されるようにしておきます。
そして、
2016年12月1日:ハピタス ポイント獲得案件の確認
ここで登録したスケジュールの通知機能でポイントサイトごとに定められた条件に合わせて半年後などに自動入力されるようにしておきます。
半年間ポイント獲得がないと会員資格そのものがはく奪されたりする場合もありますので重要です。
マイルを長年貯めている方
マイルを既に長い間貯め続けている方は、マイルの有効期限を一度確認し、最も早く期限を迎えるタイミングに合わせてスケジュールを入力しましょう。
それを毎年繰り返し通知にしておけばうっかり有効期限切れを防ぐことが出来ます。
また、直近でマイルの有効期限が切れそうな方は、特典航空券を予約するか、ANA SKYコインに交換するなどして残ったマイルの有効期限をベースにスケジュール入力しましょう。
各種ポイントを長年貯めている方
ポイントサイトの場合は、利用しているサイトが少なければ一つ一つ有効期限を確認してもいいですが、ある程度の数のポイントサイトを利用している場合は、今すぐに各サイトでポイント獲得案件をこなしてしまいましょう。
その場合、無料会員登録などが簡単で確実なのでお勧めです。
複数のサイトを同じタイミングでポンとを獲得することで、スケジュール入力とその後のチェックも同じタイミングで出来るので手間が省けます。
長年ポイントサイトを利用している方は友達紹介制度でポイントが毎月貯まる方が多いと思いますが、紹介制度で獲得したポイントが有効期限を延ばす条件に当てはまっているか確認しておいたほうが良いでしょう。
また、毎月ポイントを交換しているような方はポイントの有効期限についてはスケジュール入力する必要はないです。
ソラチカカードを毎月どのように使うべきかでも紹介している通り、交換ルートが確立されていれば既にスケジュール化されているはずだからです。
マイルの有効期限を延長する方法
マイルの有効期限を確認してみたら期限切れ直前だったという方は、マイルがそのまま無くなるのはもったいないので有効期限切れになる前に対策をとる必要があります。
ANAのマイル有効期限を延長する方法はこれだ!にANAマイレージクラブの上級会員でお得度が変わるANA SKYコインへの交換率や最終手段と言える方法など詳しく解説してますのでご覧ください。
https://mileage.design-fig.com/mile-expiration-date/
まとめ
ANAのマイルを貯めているとよくあるのがうっかり有効期限切れです。
急に仕事が忙しくなったり、家族の介護が必要になり旅行が出来なくなった方など、日々の忙しさでマイルやポイントにまで気が回らない場面が多くなってきます。
そんな時でもクラウド型のカレンダーアプリを利用していれば、うっかり有効期限切れを防ぐことが可能です。
この機会に一度、マイルの有効期限やポイントサイトの有効期限を確認しカレンダーに入力してしまうことをお勧めします。
どんなに忙しくても、忘れていてもアプリが必ず自分に知らせてくれるので有効期限の心配をする必要もなく有効期限切れを防ぐことができます。
<参考記事>
https://mileage.design-fig.com/mile-expiration-date/
https://mileage.design-fig.com/japan500mileage/
https://mileage.design-fig.com/
筆者自身も利用しているマイル管理用のアプリに「マイル手帳」というアプリがありますが、こちらはポイント数やマイル数の把握には非常に適しています。
(2018年9月よりマイル手帳は利用できなくなりました)
有効期限切れを防ぐクラウド型カレンダーアプリと併用するとマイル数の把握と有効期限切れを防ぐことがたった2つのアプリだけで完結できるのでおすすめです。