ANAマイルはスカイコインに変えて家族以外の友人等に譲渡できる

ANAスカイコインで家族以外と飛行機に乗る

ポイントサイトをうまく活用できる様になると毎月一定額のマイルが貯まっていくのですが、マイルの使い方に関してみると国内大手2社(ANAとJAL)の制度はあまり使い勝手が良いものではありません。

以前に書いた、マイルが貯まらない、じゃあ買えば?でも書きましたがANAマイレージは購入することができない仕組みです、バイマイルといってマイルを購入することができるデルタ航空などのマイル購入制度を導入してほしいですが、見込みは殆どありません。

そして、国内2社はマイル購入だけでなくマイルの譲渡に関しても全く同じ状況で非常に使い勝手が悪い状態となっています。

ANAでは家族以外にマイルを譲渡できないのですが、デルタ航空等ではマイル譲渡が制度として確立されているんです。

でも、なんとかしてANAマイレージクラブのマイルを他人に譲渡できないか考えてみました。
これが出来ると、彼女や友人と旅行に行く時にとても助かる方も多いでしょう。

二親等以内の家族への譲渡と友人などへの譲渡ではできることに大きな違いはありますが、実質的にマイルを譲渡する方法がありますのでご紹介します。

スポンサーリンク

家族ならマイルで特典航空券が交換できる

まずは、家族の方から少しだけおさらいです。

既にANAマイレージクラブに入会されている方はご存知だと思いますが、マイル所持者の配偶者や二親等以内の家族は、予め登録しておく事でマイルと特典航空券を交換し利用する事が可能です。

やはり、ANAのカード等でも家族会員等のサービスはありますのでマイルに関しても「家族」という枠組みの中であればマイルの恩恵を受ける事が出来ます。

一方で、特典航空券は友人・知人や恋人には使えません。
これは、ANAのウェブサイトにしっかりと明記されています。

ANAカードファミリーマイルならマイルの譲渡が可能

ANAカードファミリーマイルという制度を利用することで、家族間のマイルを合算して利用することができるようになります。

こちらも、友人や知人、恋人などには適用できませんが、生計が同一で同居する配偶者および一親等以内の家族に限ってマイルの譲渡が可能です。

<ANAカードファミリーマイル譲渡対象者>

日本在住のANAカード(クレジット機能付)会員及びその家族(ANAカード個人会員)で、生計を同一にし、かつ同居する配偶者および一親等以内の家族

<年間最高譲渡数>

上限無し

マイルの特典利用者登録と同様に、予め登録しておくことで利用できます。

登録できる人数は10名までですが、サービス登録料、マイル譲渡手数料などはかかりません。

登録自体もWEBから行うことですぐに完了できるので手間もかかりません。

基本的にマイルは個人に付与される制度なので、フライトマイルの溜まり方は家族間でも差が出てくる場合が殆どです。

ANAカードファミリーマイル制度なら、個人単位では特典航空券に変えられるほど貯まらないマイル数の方でも、家族分をまとめると特典航空券に変えられるマイル数になることも多いです。

今まではマイルが中々貯まらず期限切れになっていたような方、親は貯まるけど子供の分は無駄になってしまっていたような方はぜひ利用することをオススメします。

親が仕事関連で貯めたマイルと子供が家族旅行で貯めたマイルを合算して特典航空券に変えるなど非常に使い勝手が良い制度です。

詳細はANA公式サイトでご確認ください>>ANAカードファミリーマイル

ただ、この制度は特典の利用者条件よりさらに条件が狭まっていますので、真っ向勝負でANAマイルを友人などに譲渡するのは無理なので、別の方法を考えます。

マイルをANA SKYコインに変えて利用する

1マイルから交換できる様になったANA SKYコイン、これを利用すれば、友人・知人や恋人の航空券代も(実質は)マイルで支払いが出来ます。

この方法はANAの公式サイトで説明があります。

ANA SKYコイン保有者かその配偶者が申込者として払う場合はスカイコインが使えます。
一方、他の方が申込者だと自身のスカイコインは使えないので、注意が必要です。
自分の分だけ、という事はできません。

ですが、マイル保持者自身が申込者となれば、友人・知人や恋人の分を支払いする事が出来ますので、利用規約に抵触する事無く、実質的にマイルで航空券を買う事が出来ます。

1点注意が必要なのは、この方法はあくまで国内ツアーと海外ツアーのみに適用されると言う点です。

そのため、航空券だけ押さえてホテルなどは別の予約サイトを利用したりする場合は友人などの分をANA SKYコインを利用して購入することはできません。

友人や恋人の旅行代金を自身が負担したいと言う場合は、ホテル含めたANAのツアー扱いで、かつ使いたいANA SKYコイン保持者が代表者として申し込むことが条件になります。

航空券取得だけの場合に友人などまで範囲に入れてしまうと、特典航空券含めて適用条件を大幅緩和する必要が出てきてしまうため、国内ツアーと海外ツアーに限っているのでしょう。

幸い、ANAの国内ツアーも海外ツアーも豊富なホテルとオプションが用意されているので、他の旅行代理店などと比べて不便ということはないでしょう。

マイルが余ってしまってANA SKYコインに変えてしまっても、特典航空券ほどのお得感はありませんが、マイルが無駄にならないのと実質的に友人へ譲渡できるのでおすすめです。

ANAマイルからスカイコインへの交換についてはANA SKYコインに変えると1マイルはいくらの価値になるのかという記事で詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。

ANAのマイルを友人・知人に直接譲渡することはできませんが、スカイコインでツアー代金として使うことで実質的に譲渡する方法が現時点では最も良い方法ですが、実は、もう一つ方法があります。

マイルをEdyに交換して、ANAの航空券をEdyで買う

ANA SKYコインの方法と同じで、マイルを電子マネーに交換してマイルで航空券を購入して譲渡する方法になります。

具体的言いますと、ANAとEdyは提携していますので、貯まっているマイルをEdyに交換してしまいます。
そして、航空券を買う時にマイルから交換したEdyで支払いをする方法です。

とても簡単なのですが、Edyは残高の上限が5万なので、海外旅行だとあまり向いてないですね、それなら前出のANA SKYコインの方が良いです。

ではなぜEdy支払いを書いているかというと、それはマイルを使いつつもまたマイルを貯める事が出来るからです。

Edyは100円の支払いで1マイルが貯まります。

マイルからEdyの電子マネーに変え、航空券を買う時の決済に使えば多少のマイルが戻ってくるイメージですね。

SKYコインに変えてしまう方が使いやすいのですが、マイルを貯めたい場合はEdyも視野に入れても良いでしょう。

ANAのカウンターでは1日の決済上限額を20万としてくれるそうなので、カウンターまで行っても良いよという方は、海外旅行でもEdyにした方が良いですね。

しかし、一番良いのは以下の方法になるでしょう。

友人・恋人には各自でANAマイルを貯めてもらう

もう、これにつきると思います。

各自でマイルを貯めていれば、マイルを家族以外に譲渡する方法を考えたり、マイルからスカイコインや電子マネーへの交換等をしなくてすみます。

ポイントサイトを活用すれば誰でもANAマイルを大量に貯められますのでぜひ各々で貯め始めてほしいですね。

ポイントサイトを活用したマイルの貯め方はこちらの記事(マイルの貯め方を3つのステップで解説[ANAマイレージクラブ編])で詳しく説明していますのでぜひご覧ください。

マイル交換前のポイントの段階で譲渡してしまうのがベスト

ここまで書いてきたように、ANAのマイルは価値を完全に保ったまま他人・友人などの第三者へ譲渡する事は難しいです。

そこで、マイルを譲渡するのではなく、ポイントサイトでポイントを貯め、貯めたポイントを第三者に譲渡し、譲渡された方がご自身のANAマイレージクラブのマイル加算してもらうのが現状ではベストではないかと思います。

通常、ポイントサイトもマイレージと同じで他人や友人等の第三者へ譲渡は出来ません。

ですが、ハピタスから.moneyへのポイント交換では「交換」ではなく「ギフト」扱いなため、第三者の方にハピタスのポイントをギフトとしてプレゼントする事が可能です。

詳しくはハピタス→.moneyならポイント=ANAマイルが譲渡可能になりましたをご覧ください。

注)2018年4月より.moneyからメトロポイントへの交換ができなくなりこちらの方法ではマイル交換ではなく現金化がオススメです。

ポイントサイトを活用したマイルを貯める方法はこちら

クレジットカード等でこつこつ貯めるのではなく、ポイントサイトを活用して年間20万〜30万マイルという大量のマイルを貯められる方法です。

友人知人がマイルを貯めていると、自分もマイルを貯めてみたいとか特典航空券で飛行機に乗りたいなと思う方も多いです。

マイルは飛行機に乗ることで航空会社から付与されるという制度ですが、昨今の相互ポイント交換制度を活用すると飛行機に乗らなくてもたくさんのマイルを貯めることが可能になっています。

誰かにマイルを譲渡したりしてもらったりするよりも、各々がマイルを貯めていくことが一番簡単なのでぜひポイントサイトでマイルを貯める生活を始めてみてください。

マイルってこんなに簡単に貯まるんだ!と思えるはずです。

ポイントサイトを活用したマイルの貯め方はこちら→ANAマイルの貯め方

ポイントサイトについてはこちら

マイルを貯めたい人にハピタスをおすすめする理由

お勧めしているハピタスへの登録が済んでいる方はハピタスに登録して始めにやるべき事とポイントの稼ぎ方もご覧ください。

ハピタス等のポイントサイトを活用するのがANAマイルを大量に貯める最適な方法です。クレジットカードの還元率を調べるよりもポイントサイトの活用方法を研究した方が大量のマイルを貯める事ができます。

クレジットカードの研究よりポイントサイトの使い方を研究した方がいい理由

なぜ、デルタ航空等とANAはマイル制度がこんなにちがうのか 

デルタ航空はマイルを購入する事も出来るし、手数料はかかりますがマイルを他人に譲渡する事も出来ます。

ユナイテッド航空もマイルの購入が出来ますし、さらには期限切れのマイルを復元する制度まであります(こちらも費用はかかります)。

一方、ANAやJALはマイルも買えないし、マイルの特典を使えるのは配偶者と2親等以内の親族のみ。

とても使いづらいですよね。

なぜこんなに違うのか?

もうこれは憶測でしかないのですが、会社としてのサービスというより文化の違いが大きい様に思います。

日本では未だに男性と女性でしか結婚は出来ない、「家族」というものを一つの形でしか認めていないですよね。

一方、欧米では事実婚の方が多い国もあれば、同性婚が認められている国もあります、そういった背景があった上で、より多くの方に同じサービスを提供しようとしているのがデルタ航空やユナイテッド航空等の考え方ではないかと思います。

ANAやJALも世界各地に路線を持っているんですから、日本人だけを相手にしたマイレージ制度はやめて、もっと世界中の人に利用される航空会社を目指してほしいですね。

ANAやJALも特典航空券の利用については同性パートナーを認めていますが、事実婚の方などは含まれていないようです。

問い合わせに個別対応している可能性もありますが、正式にWEBサイトなどに掲載しているわけではないので、より多くの方が同じサービスを利用できるよう今後の発展に期待したいですね。

マイレージ制度が海外の航空会社の様になっても、日本人で迷惑を被るような人はほとんどいなくて、むしろ助かる人の方が多いと思います。

デルタ航空に関してはこちらの記事もあわせてご覧ください。

有効期限のないマイルのため方 デルタ航空 ニッポン500マイルキャンペーン

まとめ

最後に、マイルの貯め方や譲渡方法から話がそれてしまいましたが、マイルの使い方・譲渡方法をまとめておきます。

  • 配偶者・2親等以内の家族はマイルの特典を使える
  • ANAカードファミリーマイルで1親等以内の家族間でマイルの譲渡ができる
  • マイルをANA SKYコインに交換し、コインの所有者かその配偶者を代表者として国内ツアーもしくは海外ツアーの申込をし、ANA SKYコインで支払えば実質的にマイルで航空券(を含むツアー)が手に入る
  • マイルをEdyに交換し、そのEdyで航空券を購入する
    Edy決済時にまたANAマイルを貯められる、ちょっとお得な方法

上記方法で譲渡するのもいいですが、友人や恋人にもポイントサイトを利用したマイルの貯め方を実践してもらいお互いにマイルを貯めるのがもっともお得でオススメの方法です。

マイルを貯める具体的な方法はANAマイルを貯める方法 簡単3ステップ[ANAマイレージクラブ編]をご覧ください。