ビジネスや観光でアメリカに行く場合、ANAを利用するとなるとどうしても成田発着便しかない為、不便に感じる方も多かったと思いますが、10月30日からANA便の一部が成田空港発着から羽田発着空港に変更になります。
ビジネス客はもちろんのこと、特典航空券で旅行をするANAマイラー達にとっても使いやすくなることが想定されますが、羽田空港発着になる事で羽田-ニューヨーク路線、羽田-シカゴ路線がどのような時間帯で利用でき、どう使いやすくなるのかを解説します。
ポイントサイトを利用したANAマイレージの貯め方の情報以外にも、ANA関連の情報を広く取得しておくと今後の旅行計画等を優位に勧められます。
では、10月29日までと30日以降でどう変わるのか、見ていきましょう。
ANAの東京-ニューヨーク便はこう変わる
10月29日までは全て成田発着で1日2便が就航していた東京-ニューヨーク路線は1日1便を羽田に、残りの1便を現状と変わらずに成田発着となります。
<10月29日までのANA便 東京-ニューヨーク路線>
成田空港 11:00発 ーーー ニューヨーク 10:45着 12:30発 ーーー 成田空港 15:25着
成田空港 16:40発 ーーー ニューヨーク 16:25着 18:05発 ーーー 成田空港 21:00着
<10月30日からのANA便 東京-ニューヨーク路線>
羽田空港 10:20発 ーーー ニューヨーク 09:00着 16:55発 ーーー 羽田空港 21:10着
成田空港 16:40発 ーーー ニューヨーク 15:10着 11:15発 ーーー 成田空港 15:25着
(11/5までアメリカ夏時間のため現地発着は1時間後)
こうしてみてみると、新就航の羽田路線を10時20分発というとても使いやすい時間帯にもうけた為、かなりの人気になるのではないかと思います。
首都圏以外の方も、国内地方空港のANA始発便から乗り継ぎでギリギリ利用できる時間なので、多くの方の利用が見込まれます。
ニューヨークには昼前の時間帯に着ける事で、ビジネス客にとっても観光客にとってもメリットが多いです。
どうしても、成田発着ですと首都圏の方でも国内の移動等にそこそこの時間がかかりますが、羽田であれば国内の移動時間も短縮できるのでこの羽田-ニューヨーク路線はかなり使いやすい路線になる事は間違いありません。
逆に、成田空港がどんどん使い勝手の悪い状態になってしまわないか、心配です。
羽田空港と成田空港の棲み分け・集客の視点を変える等の対策が今後の成田空港には求められ続けていくでしょう。
ANAの東京-シカゴ便はこう変わる
ニューヨーク便と同様に10月29日までは全て成田発着で1日2便が就航していた東京-シカゴ路線は1日1便を羽田に、残りの1便を現状と変わらずに成田発着となります。
<10月29日までのANA便 東京-シカゴ路線>
成田空港 10:45発 ーーー シカゴ 08:25着 11:00発 ーーー 成田空港 13:55着
成田空港 17:10発 ーーー シカゴ 14:45着 17:25発 ーーー 成田空港 20:20着
<10月30日からのANA便 東京-シカゴ路線>
羽田空港 10:50発 ーーー シカゴ 07:40着 16:15発 ーーー 羽田空港 20:30着
成田空港 17:05発 ーーー シカゴ 13:45着 10:45発 ーーー 成田空港 15:00着
(11/5までアメリカ夏時間のため現地発着は1時間後)
東京-シカゴ路線もニューヨーク路線と同じで、最も使いやすい時間帯が羽田に移行した事で人気路線になる事は間違いないでしょう。
多少高くても成田より羽田を選ぶ人はかなりいるはずなので、ANAのマイルを貯めている方も特典航空券がとりにくくなる可能性も出てきそうです。
来年以降、JALがどのような経営判断で路線拡大や羽田空港の利用方法、発着時間の変更をしてくるのかにもよりますが、ANAのニューヨーク路線とシカゴ路線はJALが羽田発着を始めるまでは一人勝ちになる可能性も大いにあり得ます。
ANAの東京-ロサンゼルス便は時間変更あり
元々、羽田発着だった東京-ロサンゼルス便は時間変更のみですが、10月30日からは羽田を22時55分発とこれまでよりも使いやすい時間帯に変更となり、ロサンゼルス発は5分遅い到着になるのみで、大きな変更にはなりません。
東京-サンフランシスコのANA便は時間帯の変更も空港の変更もなかったですが、こちらはANAではなくJALが使いやすい時間帯に羽田発着に変更したため、競合しない為の措置かもしれません。
まとめ
10月30日以降、ANAは羽田空港発着の東京-ニューヨーク路線とシカゴ路線の運行をスタートさせます。
成田空港より使い勝手の良い羽田空港に変わっただけでなく、ANAの地方空港始発便からの乗り換え可能な時間帯となっている為、人気路線となる可能性が高いです。
ANAのマイルを貯めて特典航空券でアメリカ旅行を検討されている方は、今後の特典航空券のとりやすさ等に影響が出ることも大いに考えられますので状況チェック等はこまめにしておいた方が良さそうです。