楽天ポイントからANAマイレージへの交換方法と変更点まとめ

ANAで行く海外旅行

ANAマイレージを貯めて特典航空券で旅行に行きたいと思っている方の中には、あとちょっとマイルが足りないとお困りの方も多いです。

そんな時におすすめの方法としてマイルが貯まらない、じゃあ買えば?内で紹介した楽天スーパーポイントの10倍獲得等を活用する方が増えていました。

ですが、2016年の8月末から9月頭に掛けて楽天から条件変更の案内があり、楽天ポイントからANAマイルへの交換は少し使いづらいものとなってしまいました。

楽天スーパーポイントからANAマイレージへの新しい交換条件について詳しく見ていきましょう。

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楽天スーパーポイントからANAマイレージへの交換

今までは楽天スーパーポイントからANAマイレージクラブのマイルへ交換完了まで非常に少ない日数で済ませられた。

その為、後少しで期限切れしてしまうマイルを所持している方は特典航空券取得に足りない分のマイルを楽天ポイントから移行してマイルに交換することで特典航空券を取得できるなど、使い勝手が良かったのです。

しかし、マイル交換までにかかる日数が1週間と今までと比べると時間がかかるようになってしまいました。

またポイントからマイルへの交換についての上限値が低く設定されたことで使い勝手は今までよりも悪いものとなってしまいました。

それでは交換条件の詳細を見ていきましょう。

ANAマイレージへの交換条件概要

楽天スーパーポイント2ポイントをANAマイレージクラブの1マイルに交換可能。

これは今までと同じです。

Tポイント等と同じで交換率50%となり、一般的と言える交換率だと思います。

大きく変わったのは交換完了までの日数です。

今までは申請から2〜3日だったのが、1週間へと延長されました。

ポイントからマイルへの交換完了までに数ヶ月かかるポイントサイトもある中で、1週間と言うのは短い方であると捉える事も可能ですが、いままでの使い勝手から考えると1週間というのは長いと感じてしまいます。

ANAマイレージへの交換方法

楽天スーパーポイントからANAマイルへ交換を行うには、交換画面で以下3つの項目を入力がひつようになります。

交換に必要な情報

  • ANAマイレージクラブ会員登録の際に発行された「お客様番号」
  • ANAマイレージクラブ会員登録のときに指定した「お客様氏名」
    これは半角英での表記となり、通常はパスポート名となります。
  • ANAのマイルへの交換を希望する楽天スーパーポイント数

<注意点>

異なるANAお客様番号で申請してもANAマイル口座を統合されている場合は、どちらか一方の実績しかマイル積算されませんので注意が必要です。

※交換申請は楽天の1IDかつANAの1お客様番号につき1日に1回までとなります。

※交換申請手続き後のキャンセルはできません。

1人で出来る交換申請の回数が1日1回まで、これは月に1回のポイントサイトもあるくらいですからそれほど使い勝手が悪い制度ではありません。

マイルへの交換手順

楽天ポイントをANAマイルへ交換する手順を解説します。

まずは楽天ポイントクラブのwebサイトにアクセスし、楽天のIDとパスワードを入力してログインしましょう。

ログイン後はメニューバーの「ポイント交換」をクリックすると以下のようは表示になります。

楽天ポイントからANAマイルへ交換 手順1

あなたの楽天ポイント口座番号が表示されその下を見ていくと、楽天ポイントをANAマイルに交換する項目があります。

ここで「交換する」をクリックします、そうすると以下のように入力が漫画表示されます。

楽天ポイントからANAマイルへ交換 手順2

ここでは表示に従い、以下の項目を入力します。

  • ANAお客様番号(半角数字)
  • ANAお客様指名(半角英字)
  • 交換ポイント数(半角数字)

入力が完了したら、確認画面へをクリックします。

以下のように先ほど入力した内容が表示されますので、間違いがないかよく確認しましょう。

楽天ポイントからANAマイルへ交換 手順3

上記のように、交換後に獲得できるANAマイル数も表示されます。

間違いがなければ確定するをクリックします。

楽天ポイントからANAマイルへ交換 手順4

ポイント交換申請が完了しました、という画面が表示されます。

これで楽天ポイントからANAマイルへの交換申請は完了となります。

交換完了までにかかる日数は1週間となっていますので、1週間後にANAマイレージクラブのサイトで加算されているか確認するようにしましょう。

ANAマイレージへの交換可能ポイント

交換可能ポイント数とは、楽天スーパーポイントのうちANAマイレージに交換できるポイント数を指します。

そして、ここからが大きく使い勝手が悪くなった点になります。

交換可能なポイント数の上限が一月20,000ポイントという条件がつきます、更に1回に交換可能なポイント数の上限値まで設けられ、それがたったの1,000ポイントになっています。

つまり、1日1,000ポイントずつしか交換できないあげく、一月は30日もあるのに20日しか申請できません。

1度に20,000ポイントの申請をしてそれ以降は交換できないというならまだ良いのですが、1日1回1,000ポイントだけというのは非常に使い勝手が悪いポイント交換となっているです。

楽天ポイント→ANAマイレージへの交換条件 変更点まとめ

  • ひと月の交換ポイントの上限が20,000ポイントまで(ANAマイル換算で10,000マイル)
  • 一日の交換ポイントの上限が1,000ポイントまで(ANAマイル換算で500マイル)
  • 一日の交換回数の上限が1回まで
  • 申請からANAマイルが加算されるまでにかかる日数が1週間

恐らく、楽天側としては楽天スーパーポイントを楽天市場や楽天トラベル等の楽天が提供しているサービス内で利用してほしいという意向なのでしょう。

また海外からの不正ログインによって大量にANAマイルへの交換がされてしまったことも交換条件変更の要因の一つのようです。

ですが、この交換条件の変更内容をみると、今後は楽天スーパーポイントをANAマイレージに交換する人が殆どいなくなるのではないでしょうか。

また、楽天スーパーポイントにはANAマイレージに交換できないポイントもありますので注意してください。

楽天ポイントからANAマイルに交換出来ないポイントについて

楽天ポイントクラブのサイトで自身の保有ポイント数を確認する際に1点注意が必要です。

ANAのマイルに交換できないポイント

それは、上記にある「ANAマイルに交換できないポイント」のうち、期間限定ポイントの保有数については確認可能なのに対し、提携先から楽天ポイントに移行したポイントの保有数は確認するすべがない状態にあるということです。

つまり、「ANAマイレージクラブのマイルに交換できない」という条件を付けているにもかかわらず、自身の保有ポイント(楽天ポイントクラブ内の表示では通常ポイントという名前)のうち、何ポイントがANAマイルに交換できる条件を満たしているのかを確認できないのです。

この件についてはコメント欄でご質問いただいたことがきっかけで知ることができましたが、ポイント交換システムとしては致命的な欠陥と言える状態です。

楽天ポイントからANAマイルに交換するメリットが殆どなくなったといっていい条件変更に加えて、様々なポイントシステムと相互交換をしているにもかかわらずポイントの内訳を確認できないという致命的な欠陥もあり、今後は楽天ポイントに移行させる人が減るのではないでしょうか。

楽天関連サービスで直接貯めたポイントは致し方ありませんが、他のポイントサイト等からは楽天ポイントと同じ交換率のTポイント経由でANAマイルに交換する方が手間もなく、条件もいい状態です。

楽天サイドにはポイントシステムの提携先拡大だけでなく、システムの利便性向上などに努めていただくよう楽天ポイント利用者の多くの方から働きかけがないとこの使い勝手の悪さはよくならないと思います。

ぜひANAマイルを貯めている皆さんにも楽天側へシステムの利便性向上の要望を働きかけてもらえると嬉しいです。

楽天カードの入会ポイントはANAマイルに交換可能

上記にある、ANAマイルに交換できない(キャンペーンの期限付き)ポイントには楽天カードの入会キャンペーンのポイントは入りません。

なので、入会キャンペーンで2,000ポイントなどがもらえる時に楽天カードを発行すると、(50%の交換率で)ANAマイルを獲得したのと同じようなものになります。

ただし、楽天カード入会後のリボ払いやメルマガ登録でもらえる楽天ポイントは期間限定ポイントのためANAマイルには交換できません。

入会前にもらえるポイントが期間限定ポイントかどうか確認する術がない場合もあります。

例えば、「今なら入会で5,000ポイントプレゼント」等と謳っていても、期限付きポイントなのか、通常のポイントなのか表記がない場合です。

現時点では入会キャンペーンの確約ポイント数はANAマイルに交換でき、入会後の条件を満たすことでもらえるポイントはANAマイルに交換できないものになっています。

ポイント獲得後であれば、楽天ポイントクラブのポイント獲得履歴表で確認することが可能です。

楽天カードは入会時のポイント付与だけでなく、決済時のポイント還元率(=ANAマイルへの還元率)が良いため、年会費無料のカードの中では非常に人気のあるカードです。

普段から楽天を利用されている方にはオススメですが、貯めたポイントをANAマイルに交換することを目的に利用される場合は毎日1,000ポイント(ANA500マイル)ずつ小まめに交換する手間が必要ですので楽天ポイントからANAマイルへの交換は忙しい方にはオススメできません。

一方で毎日の作業を定期的にこなす事ができるのであれば、ポイントのためやすい楽天ポイントを活用する事はおすすめです。

店舗によってポイント10倍など貯めやすい工夫がされているため、日々のネットショッピングを楽天でされている方はこれまで通り楽天と楽天カードを利用していくのがいいでしょう。

楽天スーパーポイントとは

楽天スーパーポイントとは何か

最後に楽天スーパーポイントに付いて簡単におさらいしておきましょう。

楽天スーパーポイントとは楽天が提供するポイントサービスで楽天市場や楽天トラベル等を利用すると支払い金額に応じてポイントが貯まります。

楽天カードの入会特典として付与されるポイントもこの楽天スーパーポイントとなります。

「スーパー」と銘打っていますが普通のポイントです。

貯める方法は他にも沢山ありますがANAマイレージへの交換率はソラチカルートのようなメリットがあるわけでないため、ANAマイラーにとっては意図して貯める事はあまりないポイントでもあります。

ただし、1ポイント1円の価値があり貯めやすく、1年間に1どポイント獲得があれば有効期限が延長されるシステムは多くの人にとって使い勝手が良く、使い方次第では多くのポイントを獲得することも可能です。

楽天スーパーポイントの使い道

楽天の提供するサービス内では1ポイント1円で利用可能なので、貯まったポイントをそのままホテルの宿泊費に充てたり買い物に充てる方が多いです。

また、様々な企業の提供するポイントシステムと提携をしており、ポイントやマイレージとの相互交換が可能になっています。

ANAマイレージへの交換も可能な為、楽天の10倍ポイントアップ等を利用して普段の買い物で貯めたポイントをANAマイレージに変えることでマイルを貯める方法の一つとしても活用が可能になっています。

楽天スーパーポイントを大量に貯める方法

一度に大量の楽天スーパーポイントを貯める方法として、最も目につきやすいのが楽天カード作成すると2,000ポイントプレゼントや諸条件を満たすと全部で7,000ポイントプレゼントなどというキャンペーンがあります。

年中キャンペーンをやっているようなクレジットカードといっても良いほど頻繁にキャンペーンを行っていますし、楽天で買い物をしようとすると「今なら楽天カード入会で実質2,000円引き」等と表示されている楽天ユーザーも多いのではないでしょうか。

初めて楽天カードを作る方は入会するだけで大きくポイントを稼ぐことが可能です。

海外旅行によく出かける方はプライオリティパスがついてくる楽天プレミアムカードがオススメです。

楽天プレミアムカードは年会費10,800円で空港のラウンジが利用できるプライオリティパスが発行できるので航空会社を選ばずに旅行したい人にとって大変お得なクレジットカードと言えます。

また、既に楽天カードを所持している方もプレミアムカードに切り替えることで楽天ポイント5,000ポイントがもらえるので、まだ楽天プレミアムカードを所持していない方は一度検討してみることをお勧めします。

日々のネットショッピングを楽天のサービス内で行うと比較的簡単に多くの楽天ポイントを貯めることができます。

コーエンが楽天ポイントカード導入

ユナイテッドアローズの子会社である株式会社コーエンは、2018年3月15日(木)から楽天ポイントカードを導入しました。

全部で85店舗ある「コーエン(COEN)」の店舗で、楽天スーパーポイントを貯めることができます。

また、コーエンが以前から導入しているコーエン メンバーズというポイント制度と楽天ポイントの併用が可能で会計時に両方のポイントカードを提示すれば、両方のポイントももらうことができます。

一方で、コーエンブランドは楽天ブランドアベニュー内にも出店しているため、実店舗で商品購入時に貯めた楽天ポイントや、そのほかの楽天サービスの利用で貯めたポイントを利用して楽天アベニュー内のコーエンでは買い物が可能です(https://brandavenue.rakuten.co.jp/brand-coen)。

ANAマイルに替えるかどうか

楽天ポイントが様々な方法で貯めることができるのはここまで説明した通りですが、貯めた楽天ポイントをANAマイルに交換すべきなのでしょうか。

以前は大量に貯めた楽天ポイントをANAマイルに交換する方法も以前はお勧めだったのですが、交換条件に変更が施されたため、貯めた楽天ポイントをANAマイルに交換するかどうかは上限の設定とそれに合わせて手数が増えたことを考慮して楽天サービスでポイントを使うのか、ANAマイルに替えるのか決めた方がいいでしょう。

ユナイテッド航空のマイルを楽天ポイントに換える

2018年2月8日(木)から、ユナイテッド航空のマイルを楽天ポイントに交換する事ができるようになりました。

交換した楽天ポイントは楽天内のサービス(楽天市場での買い物や楽天トラベルなど)や楽天ポイント加盟店で利用可能です。

ただし、楽天の通常ポイントにはならず、6ヶ月間の期間限定ポイントとなります。

期間限定ポイントはANAマイルに交換することはできませんので、ユナイテッド航空のマイルを楽天を介してANAマイルに移行することはできません。

ユナイテッド航空と楽天ポイントの交換条件

ユナイテッド航空のマイルを楽天ポイントに交換する条件は以下のようになります。

  • 1,000マイルを400ポイントに交換
  • 交換は1,000マイル単位
  • 年間で10万マイルまで交換可能
  • 楽天の期間限定(6ヶ月間)ポイントとして加算される

このように、年間での上限がされていたり、交換率としては40%と低いためメリットは大きくありませんが、楽天関連のサービスに使えるためそちらで利用したい時には良いでしょう。

まとめ

あとちょっとマイルが足りない、いますぐマイルが必要、といった時に重宝していた楽天スーパーポイントからのANAマイレージ交換条件に変更が加えられました。

上限値がつけられるのは致し方ないですが、1日あたりの上限値があまりにも低いため、今後は楽天スーパーポイントをANAマイレージに交換する人は少なくなりそうです。

毎日1,000ポイント(ANAマイル換算で500マイル)ずつ楽天からANAマイレージクラブのマイルへ交換申請するのが面倒だという方は、今後は楽天内のサービスでポイントは使ってしまった方がいいかもしれません。

毎日の定期的作業が億劫では無いという方はためやすい楽天ポイントも活用する事でANAマイルがより多く貯まるのでおすすめできます。

ANAマイレージをベースに考えると、直近1〜2週間で1,000マイル欲しい場合などでの使い道がメインになりそうです。

また、Oricoカードなどの提携先から移行したポイントはANAマイレージに交換できないと共に、楽天ポイントクラブのサイトで提携先から移行して来たポイント数を把握することもできない状態にある為、その点に関してはよく注意して対応する必要があります。

ANAやJALのマイルを貯めたいという方は楽天ではなくポイントタウンを利用してANAマイルに交換した方が手間が少ないだけでなく、楽天ポイント以上に多くのマイルを貯めることが可能です。

ポイントタウンなら楽天系列での買い物でもポイント二重取りが可能なので楽天利用者にとっては良いことばかりです。

楽天を利用することが多い方にオススメのポイント二重取り

楽天では日々の買い物から旅行まで様々なサービスがあり、そのほとんどで楽天スーパーポイントがたまります。

買い物も旅行もなるべく楽天に一本化してたくさんのポイントを貯めるように工夫している方も多いと思いますが、そんな楽天スーパーポイントはこれまで通り獲得しながらさらにポイントを貯めるべく「ポイントタウン」というポイントサイトを経由させせてから楽天を利用する方法があります。

「ポイントタウン」では楽天の提供している様々なサービスと提携しており、ここを経由させるだけで楽天ポイントとポイントタウンのポイントとで二重取りをすることが可能になっています。

ポイントタウンについて詳しく知りたい方はANAマイルの貯め方をご覧ください。

ANAマイレージを貯めるための記事ですが、ポイントタウン経由で楽天を利用するだけで双方のポイントがもらえますので、普段から楽天をよく利用される方はぜひ活用してお得にポイントを貯めてみてください。

楽天愛用者にポイントタウンはおすすめですし、ポイントタウンのポイントはソラチカルートを利用することで交換率90%でANAマイルに変えられるので利用する方も増えています。

ANAマイルも楽天ポイントもどちらも貯めたい方にオススメの方法です。

ANAマイルは簡単に大量に貯められます。

https://mileage.design-fig.com/

ANAマイルや各種ポイントやポイントサイト、クレジットカードというものの利用方法を変えることで驚くほどANAマイルを貯めることが可能になります。

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楽天ポイントからANAマイルへの交換はしづらくなりましたが、他のポイントサイトをうまく活用知れば、驚くほどANAマイルを貯めることが可能です。

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楽天ポイントから交換するよりも沢山のANAマイレージが貯められます。

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