ANAマイルを使ってF1海外GPを観に行く方法

マイルで観戦するF1

度々、当ブログで取り扱う題材にF1(Formula 1)があります。

それはF1と航空会社が密接に絡んでいるビジネス面での有用性を、日本の航空会社であるANAやJALにもうまくF1を活用してほしいと願っているからです。

F1ビジネスの面についてはANAとJALはなぜF1を活用しないのか2016年のF1日本GPタイトルスポンサーはエミレーツ航空 ANAやJALは?に書いています。

いよいよ2017年にのF1シーズンが開幕しました、マイルを貯めてF1海外グランプリを観戦するのにおすすめのフライトをご紹介します。

今年はまだマイルがたまっていない方も、来年に向けてどのルートがいいのか、必要になるマイル数はいくらなのか予め知った上で目標を持ってマイルを貯めてみてください。

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オーストラリア メルボルン開催のF1をマイルで観に行く方法

2017年F1の開幕戦はオーストラリア メルボルンにあるアルバートパークサーキットで行われます。

https://www.formula1.com/en/championship/races/2017/Australia.html

2017年のF1 オーストラリアグランプリはスイスの高級時計メーカーであるロレックス社がタイトルスポンサーになっていますね。

来年も開幕戦かどうかはわかりませんが、ANAマイルを使ったメルボルン行きの方法を紹介します。

ただし、貯めたANAマイルを使ってオーストラリアに行く場合、スターアライアンスは少し使い勝手が悪いです。

というのも、日本からオーストラリアへの直行便を運行するカンタス航空はワンワールド系列であり、日本からメルボルンへの直行便がスターアライアンスにないからです。

ではANAのマイルが使えるスターアライアンスを利用してメルボルンに行くルートはどのような内容があるのか見ていきましょう。

東京(羽田)-シンガポール経由-メルボルン路線(ANA+シンガポール航空)

最も少ない移動時間でいけるのが羽田発シンガポール経由メルボルン行きとなります。

羽田空港00:10発>NH843便(ANA)>シンガポール空港06:35着
シンガポール空港07:45発>SQ207便(シンガポール航空)>メルボルン空港18:10着

羽田からANAでシンガポールまで行き、ANAと同じスターアライアンスに加入しているシンガポール航空に乗り換えメルボルンまで向かうルートです。

このルートでは羽田とメルボルンを約8時間で移動し、シンガポール空港での乗り換え時間は1時間10分となります。

ANAの特典航空券ではなくスターアライアンス(提携航空会社)の特典航空券で取得することになりますので、必要となるANAマイル数はエコノミー(Y)クラスで50,000マイルとなります。

特典航空券に必要なマイル数

ビジネス(C)クラスで80,000マイル、ファーストクラスで150,000マイルが必要になります。

F1の全戦観戦なら世界一周とかの方がお得ですが、年に1〜2回の観戦ならマイルを貯めて観に行く方法がおすすめです。

なぜなら、F1開催期間中は早めに予約しないと航空券も非常に高くなります。特典航空券であれば、シーズンによる必要マイル数の変動がないからです。

F1観戦には高額なチケット代やホテルなどの宿泊費用もかかりますので、航空券を買わずにマイルを特典航空券に変えることで現金出費を抑えつつF1観戦することが可能になります。

エコノミークラスであれば、ハピタスで56,000ポイント貯めれば、ソラチカルートを使ってANA50,000マイルになりますので決して難しいものではありません。

ただし、このシンガポール経由はANA運行便を使うため、日本人利用者が多く特典航空券が取りづらい可能性もあります。

このルートが取れないときはタイ航空を利用したルートがオススメです。

東京(羽田)-バンコク経由-メルボルン路線(タイ航空)

羽田発バンコク経由メルボルン行きのルートにはバンコクまでをANA便を利用する方法もありますが、ここではタイ航空のみを利用したルートをお勧めします。

日本人利用者が多いANAより特典航空券を取りやすい可能性が高く、所要時間もANA便利用(バンコク経由)と10分程度しか変わらないからです。

羽田空港00:20発>TG661便(タイ航空)>スワンナプーム国際空港05:25着
スワンナプーム国際空港08:10発>TG461便(タイ航空)>メルボルン空港21:20着

羽田からタイ航空でバンコクまで行き、同じタイ航空のメルボルン行きに乗り換え向かうルートです。

このルートでは羽田とメルボルンを約21時間で移動し、スワンナプーム国際空港での乗り換え時間は2時間45分となります。

シンガポール経由と同じく、ANAの特典航空券ではなくスターアライアンス(提携航空会社)の特典航空券で取得することになりますので、必要となるANAマイル数はエコノミー(Y)クラスで50,000マイル、ビジネス(C)クラスで80,000マイル、ファーストクラスで150,000マイルが必要になります。

参考までに羽田からバンコクまでをANA利用すると以下のようになります。

羽田空港00:30発>NH849便(ANA)>スワンナプーム国際空港05:35着
スワンナプーム国際空港08:10発>TG461便(タイ航空)>メルボルン空港21:20着

旅行会社の提供するF1観戦ツアーなどを利用して観戦に行くと40万〜50万くらいかかってしまうことも多いF1ですが、マイルを貯めてエコノミークラスで行けば意外と少ない費用で楽しむことが可能です。

5万マイルも貯められないという方は、<ANAマイルの貯め方 誰でもできる簡単3ステップの方法を解説します>をご覧ください。

次は、2017年F1の第二戦目となる中国GPへのおすすめフライトをご紹介します。

中国 上海開催のF1をマイルで観に行く方法

2017年F1の2戦目は中国 上海ににある上海インターナショナルサーキットで行われます。

https://www.formula1.com/en/championship/races/2017/China.html

2017年のF1 中国グランプリはオランダのビールメーカーであるハイネケンがタイトルスポンサーになっていますね。

オランダ出身のドライバーが誕生したこととハイネケンが中国でのビール市場開拓に向けたマーケティングの側面が合わさって中国GPのタイトルスポンサーになったのではないでしょうか。

それでは、ANAマイルを使った上海行きの方法を紹介します。

東京と上海を結ぶ路線は多く、中国と日本のビジネス関係がよく現れた路線と言えます。

上海には上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港という二つの国際空港があります。

日本で言うところの羽田空港が上海虹橋国際空港で成田空港が上海浦東国際空港と言ったところでしょうか。

上海虹橋国際空港の方が市内中心部に近く、数年前までは国内線専用とされていたのが、日本などへの利用者増により再国際線化した点が羽田空港によく似ています。

上海にあるどちらの空港を利用しても利便性に大きな差があるわけではないので、利用するホテルやF1観戦前後の観光の有無や予算と合わせて利用便(空港)を決めて問題ないでしょう。

ANAもしくはANAのマイルが使えるスターアライアンスを利用して上海に行くルートはどのような内容があるのか見てていきましょう。

東京(羽田)-直行便-上海(虹橋)路線(ANA便)

都心に住み、上海でF1観戦する場合、最も移動距離が少ないのは羽田発の直行便 上海虹橋国際空港行きとなります。

羽田からANAで上海虹橋国際空港まで行き、サーキットまで地下鉄を使うのが最も良いでしょう。

このルートでは羽田と上海を約2時間10分で移動し、乗り換えなしの直行便なので時間的にも身体的にも最も負担が少ないF1観戦の移動方法といえます。

ANAの特典航空券取得で必要となるANAマイル数は以下のアジア1(Zone 3)となりますのでローシーズンのエコノミー(Y)クラスで17,000マイルとなります。

ANA特典航空券-国際線

ロースーズンのビジネス(C)クラスで35,000マイルが必要になります。

ここで注目したいのはANAの国際線特典航空券にはローシーズン・レギュラーシーズン・ハイシーズンと3つの区分があり、必要となるマイル数が異なることです。

実際、最も少ないマイル数のローシーズンと最もマイル数の多いハイシーズンとでは50,000マイルも違ってきています。

F1観戦の場合、毎年日程が変わりますので開催期間がローシーズンであればANA国際線の特典航空券がオススメですが、レギュラーシーズンやハイシーズンは提携航空会社の特典航空券も視野に入れた方がいいでしょう。

なぜなら、提携航空会社の特典航空券であれば、シーズンによる必要マイル数の変動がないからです。

ANAのハイシーズンより、提携航空会社の特典航空券の方がマイル数が少なくすみますので、次はそのルートを見ていきましょう。

東京(成田)-直行便-上海(浦東)路線(エアチャイナ便)

F1上海グランプリの開催期間がANAの定めるレギュラーシーズンやハイシーズンだった場合、成田空港発の直行便で浦東空港行きのエアチャイナ(中国国際航空)便を利用する方法をお勧めします。

日本人利用者が多いANAより特典航空券を取りやすい可能性が高く、所要時間は羽田-虹橋路線に比べると飛行時間で20〜30分多く、空港からサーキットも多少多くの時間はかかりますが、以下のようにANAハイシーズンより少ないマイル数で特典航空券が取得できます。

ANA提携特典航空券必要マイル数

アジア1(Zone 3)の必要マイル数はエコノミークラスで20,000マイル、ビジネスクラスで40,000マイル、ファーストクラスで60,000マイルです。

これはANA国際線の特典航空券レギュラーシーズンに必要なマイル数と同じです、ハイシーズンと比べると、こちらの方が3,000マイル少なくなっています。

旅行会社の提供するF1観戦ツアーなどを利用して観戦に行くと東京から近い上海グランプリといえど15万〜25万くらいかかってしまうことも多いF1ですが、マイルを貯めてエコノミークラスで行けば意外と少ない費用で楽しむことが可能です。

4万マイルも貯められないという方は、<ANAマイルの貯め方 誰でもできる簡単3ステップの方法を解説します>をご覧ください。

今週末(2017年4月7日〜9日)はいよいよF1上海グランプリが開催されます、どんな結果になるのか楽しみでもあり、ANAマイルで特典航空券を取得して観戦しに行っている方も多くいるのでみなさんが楽しめるF1グランプリになるといいですね。

次は、2017年F1の第三戦目となるバーレーンGPへのおすすめフライトをご紹介します。