いくらマイレージが貯まっても無料で飛行機に乗れるわけではありません

大量のマイルがあっても空港利用料等はかかります

ポイントサイトを利用してマイレージを貯めているマイラーの方々やこれからマイルを貯め始めようとしている方々などは、マイルを貯める目的の多くは特典航空券だと思います。

正規料金の航空券と同じ様に便の変更等が出来てお得な特典航空券ですが、どれだけマイルを持っていたとしても、無料で飛行機に乗れるわけではありません。

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マイレージで支払いが出来ないものとは

はじめて特典航空券を利用して旅行に行く場合、飛行機のチケットとホテルを予約したから後は当日空港に向かうだけ、と思う方もいらっしゃるでしょう。

また、普段ツアー等を利用されることが多い場合は様々な料金が合算された合計金額だけを見て、カード等で支払う方も多いと思いますが、そういった方達が特典航空券を利用する際はぜひ利用する航空会社のwebサイトで利用条件等を確認してください。

パック旅行やツアー旅行では細かい字で書かれていたり、見積もり明細には書かれているけどその内容についてはあまり意識した事のない費用もあるのではないでしょうか。

特典航空券はマイレージで手に入れる事が出来ますが、その他にも支払わなければならない費用がある可能性があります。

例えば、燃料サーチャージや施設利用、税金等です。

これは国内線と国際線とでは大きく異なりますので間違いの無いよう確認が必要です。

特に、国際線の特典航空券をはじめて利用される方は国内線より必要になる費用が多いので必ずチェックしましょう。

国内線の場合

施設利用料

貯めたマイルが5,000マイルあれば片道だけでも利用できる国内線特典航空券、ちょっとした旅行等に行くのにぴったりですよね。

国内線の場合は、特典航空券に+αで支払う費用は特にありません。

本来なら施設利用料というものは全ての施設利用者が支払う必要があるのですが、これは航空券の料金の中に含まれる様になった為、別途支払いの必要がありません。

つまり、航空会社から空港施設への支払いは発生していますが、施設利用者から航空会社への支払いが特典航空券と交換したマイレージの中から割り当てされているという事です。

ちょっと分かりにくいですが、施設利用料は支払っていますが、航空会社が提示しているマイル数の中に含まれており、特典航空券利用者はマイレージで施設利用料を払っているという事になります。

航空保険特別料金

航空会社が万が一の場合に備えて保険に入っています。
その費用の一部を利用者が負担する仕組みの路線では、支払う必要があります。

当初、利用者への負担を無くす予定でいるという話がありましたが、未だに徴収され続けています。

徴収され続けている理由の一つにアメリカで起きた同時多発テロがあると思います。

昔からハイジャック等の事件はありましたが、旅客機もろとも利用されるという事件を受け、そのような脅威が減らない事から現在においても徴収し続けているのではないかと思います。

ですが、国内線についてはこちらも別途支払う必要はありません。
日本国内線の航空保険特別料金は2006年10月1日搭乗分より廃止となり、相当額が運賃に組み込まれるようになりました。

国際線の場合

国際線の場合、国内線とは違い様々な支払いが必要になります。

発券手数料

まず、このようなブログで情報収集される方には全く関係ないとは思いますが、ANAの予約センターなどweb申込以外で航空券を手配する場合、発券手数料というものが取られてしまいます。

webで簡単に手配できるものなので、この発券手数料はよほどの事が無い限り支払う事は無いと思います。

手配する国によって違いますが、日本国内の場合は2,160円がかかります。

燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)

大手旅行会社が燃油サーチャージ無料という広告を全面的にうたっている事もあり、聞いた事のある方も多いかと思いますが、マイルで得た特典航空券には燃油サーチャージ料は含まれていませんので別途支払いが必要になります。

<燃油サーチャージとは>

日本では燃油特別付加運賃の名目で届出されており、貨物については2001年、旅客については2005年から導入された。

国内線でもフジドリームエアラインズ(FDA)が2011年9月1日搭乗分より導入している。

日本航空や全日本空輸では、シンガポールケロシンの過去2ヶ月の平均価格が、60米ドルで廃止するとしていたが、2015年4月から日本円建てとなり、通貨変動サーチャージを加味して、1バレル6,000円を下回った場合に、廃止される事になっている。

この変更について、旅行代理店や利用者から「為替リスクを利用者ばかりが負担するのは、おかしい」と、不満が出ている。

一部の格安航空会社や旅行代理店では、燃油サーチャージ自体を徴収していない。

2016年(平成28年)4月1日発券分から、JALとANAは原油価格の大幅な下落などにより、日本発の国際線にて燃油サーチャージを6年半ぶりに0にする事が決まった。

2017年2月より、約10ヵ月ぶりに燃油サーチャージが復活する予定です。

これは原油高ではなく、円安による日本円換算時の燃料価格が高騰した事によります。

また、燃油サーチャージは大人も子供(幼児含む)も同額となります。
唯一かからないのが座席を必要としない2歳未満の幼児だけです。

燃油サーチャージは2ヶ月ごとに変わるので、具体的な金額を書く事は控えますが、2016年4月1日から2016年9月30日購入分までは0円となっています。

これは原油安に由来するものですが、為替相場や原油価格に応じて10月以降どうなるのか、しっかり見て行く必要があります。

特にやりがちなのが、前回費用がかからなかったから費用として認識していない状態で特典航空券を利用してしまう事です。

本来、燃油サーチャージは支払いが発生します。
2016年の4月から9月までにはじめてANAマイルで特典航空券を取得された方は今回は必要ないですが、次回も必要ないとは限りませんのでその点は頭に入れておいた方が良いと思います。

航空保険特別料金

内容については国内線の項目に書きましたので、料金についてだけ説明します。
購入場所が日本国内か、日本以外かで金額の算出方法が変わります。

<日本で購入の場合>

 → 1旅客1区間片道当たり200円

<日本以外で購入の場合>

 → 1旅客1区間片道当たり2.00米国ドルを発券国の通貨に換算した相当額。
   ただし、カナダ・香港発着区間およびブラジル発旅程には適用されません。

その他、税金等

上記の他に、出入国税もかかります。
これは国ごとに決まりがあったり、名称や徴収方法が異なります。

最近では、航空券の場合の出入国税は航空券に組み込まれている事が多いですが、マイレージと交換できるANAの国際線特典航空券には含まれておりません。

マイレージとは別に支払いが必要となります。

また、国内線であげた施設利用料、この項目が日本での出入国税に当たります。

国によって、出入国どちらにも税金がかかる国もあれば、出国税といって1度だけ税金がかかる国もあります。

日本は空港使用料と言う名の出入国税なので、乗り継ぎで利用する場合でも費用が発生します。

特典航空券で目的地まで直行便のときは2カ所の税金を考えれば良いだけですが、乗り継ぎの場合は乗り継ぎ地の税金に関しても注意が必要です。

尚、出入国税は国によって支払い方法が異なりますので、ご自身の目的地の情報を集めて間違いない様にしましょう。

航空券に組み込まれている場合、為替レートによって日々変動していますのでその点も合わせて注意しましょう。

国際線の特典航空券は大変人気で、路線によってはなかなか取りづらいですが、うまく取れた方は別途料金の部分に注意して旅を楽しんでください。

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